オーバーレイも極座標フィルタも、レイヤースタイルも使える!?
モバイルデバイスで使えるPhotoshopにはたくさんの兄弟がいまして、「Adobe Photoshop Express」やら「Adobe Photoshop Fix」やら「Adobe Photoshop Sketch」やら、それぞれが特化した機能を持ってます。パワフルなデスクトップ環境なら、すべてPhotoshopの名のもとに集約できるんですけどね。
そのアプリ集約がモバイルでも起こりうるかもしれません。9to5Macによると、Adobeはデスクトップ版のPhotoshopと遜色ない、フル機能なPhotoshopアプリのiPad版を2019年にリリースする予定だそうです。早ければ、今年10月にロサンゼルスで開催されるAdobeの年次カンファレンス、Adobe MAXで発表される可能性もあるそうな。
現在リリースされているモバイル版Adobeアプリは、PCと同じWi-Fiネットワークにいれば、PC側のアプリと連携して追加機能を使うことが可能でした(たとえば、Photoshop ExpressでPhotoshop CCのフィルターが使えるなど)。もし単独でフル機能を持つことになったら、こうしたモバイルとは何ぞやな連携をせずとも、アプリ単独でフィルターや画像修正が可能になります。待ってたぜ、この瞬間(とき)をよォ。
とはいえ、今は多機能な画像編集アプリがいっぱいありますし、良い値段してます。それらとがっぷり四つで競合するPhotoshopアプリがタダで使えるほど、市場原理は優しくありません。iPad版Photoshopは、月額制のAdobe Creative Cloudのサブスクリプションの一部に含まれるそうです。
こちとらCS5.1世代なのでサブスクの肌感を知らないのですが、いくつかのAdobe CCソフトに加えて、iPadやiPhoneでもPhotoshopが使えるようになると思えば、まぁ大きなオマケかなという感じ。でも、一眼レフの写真をWi-FiでiPadに送ってその場でレタッチという流れは、わりと楽しそうかも。あとはUI次第か。
Image: FOOTAGE VECTOR PHOTO/Shutterstock.com
Source: 9to5Mac
(ヤマダユウス型)