触ってみたい。
来年には、Samsung(サムスン)から、ディスプレイがぐにゃっと折りたためるスマートフォンがデビューするなど、これからのディスプレイのトレンドは「曲がる」ことに焦点が当たりそう。しかしApple(アップル)はその先を見越しているのか、ストレッチ可能な埋め込み型ディスプレイの特許を取得しました。
この特許は2016年に出願されたもので、先日、米国特許商標庁のデータベースにて公開。その書類によると、このディスプレイ技術は服などへ埋め込む想定がされています。上のようにグニグニっと伸ばすことができるので、動き回っても服がつっぱらないわけです。
もちろん、現実化に向けては乗り越えなければいけないハードルが多々あるでしょう。具体的な技術としては、伸び縮みする薄いフィルム状の基板を使うみたいですが、まだ商品として実用的なものではないでしょう。ストレッチディスプレイの解像度についての言及がありませんし、また製造コストも気になります。
もちろん特許を取得したからといって、それが製品として実現するかどうかわからないのはいつもの枕詞。しかしいつか、このディスプレイを利用して『ど根性ガエル』の「ぴょん吉」のようなTシャツが作って欲しいですね。
Image: USPTO via Cult of Mac
Source: USPTO via Cult of Mac
(塚本直樹)