日本にいながら外国人の友だちを作るための3つの方法をご紹介した前回の記事。

ただ東京や大阪の大都市ならともかく、田舎に住んでいると外国人の数が少ないので、ミートアップイベントもシェアハウスもほとんどないという場合も。

さらに、読み書きはできるけど、まだ会話は不安という方の場合、ミートアップイベントに参加しても、英語が流暢な人が外国人を「独占」していて、自分は日本人としか話せないという苦い経験をした人も多いはず。

そんな方たちに向けて、今回は、家にいながら外国人のオンライン友達を作る方法を紹介します。

オススメは、メールで海外文通すること

いきなりミートアップではなく、まずは読み書きを通じてコミュニケーションを図りたいなら。インターネットを介して海外文通することをオススメします。

メールでのやり取りなら、時間もかけられ、辞書も引ける。英文法のチェックができる「Grammarly.com」などで添削しながら、英作文の練習もできます。

まずは、国際文通サイトを利用してみる

数ある中でオススメは、国際文通サイト「Interpals.net」。世界最大の海外文通と言語交換を目的としたコミュニティサイトです。世界中で500万人以上のユーザーが利用しています。

特にInterpalsが便利だと思う理由は、ユーザー数だけでなく、豊富な検索機能です。

国、キーワード、言語でフィルター検索できるので、日本に興味がある、同性で、同じ年齢層で、同じ音楽や映画が好きな人などを簡単に見つけられます。

とはいえ、多少は努力と工夫をしないと、長期的な友達はできません。どうしたらいいでしょうか。

相手が知りたくなる簡潔なプロフィールを

メールを送るにしても受け取るにしても、相手のプロフィールが「I'm from Japan」だけだと、ちょっと警戒しますよね。かといって、10,000字の長文をいきなり読む気にはなりません。

言葉は相手のためにあります。プロフィールには、相手が知りたいと思うことを、簡潔に、読みやすく書くことが重要です。

何をどう書くべきかわからない方は、筆者のCouchsurfingのプロフィールを参考にしてください。私が旅好きであることを伝えるために、旅の写真をたくさん掲載しています。さらに「死ぬまでにしたいこと」を箇条書きしたり、一文を短くしたりなどと工夫をしています。

最初のメールは、ユニークなメッセージを送る

Interpalsを出会い系サイトとして使っている人もたくさんいます。そのため、特に女性は毎日たくさんのメッセージを受け取るようです。私の知り合いは、1,000以上の未読メッセージがあると言っていました。

「Hi. How are you?」などの、没個性的でテンプレート的なメッセージではなく、返信が欲しいなら見る人の目を引き付けるために、個性的な見出し、面白みを意識してください。

もちろん、誤字脱字は厳禁。Grammarly.comなどを使って、完璧な英文を目指しましょう。

なかでも一番大事なことは、相手に興味を持つことです。

英語を話すことよりも、相手を知る努力をしましょう。きちんと会話をしようとすれば、友達は自然にできるはず。ちなみに、Interpalsは英語以外の言語を習得したい人にもオススメです。

Facebook グループでディスカッションしよう

前回の記事でもFacebookグループの利用を紹介しましたが、Facebookグループはイベントだけでなく、ディスカッションの場としても活用できます。

例えば、以下のような日本関係のグループでディスカッションできます。

また、AMWF(アジア人男性と白人女性)などのグループで、国際恋愛、異人種間の恋愛、人種差別などについてディスカッションしている人もたくさんいます。

英語や異文化交流だけでなく、写真、政治、ライフハックなど、さまざまグループでディスカッションできます。

オンラインコミュニティで気をつけたいこと

「友達・恋人を探す」系のグループ以外では、連絡先を交換して、二人で話すのは稀です。

ただFacebookは、2ちゃんねるなどの匿名掲示板と違い、自分のプロフィールをある程度おおやけにしている場です。気さくのやり取りからはじ目ていても変な人に絡まれて、大ごとになってしまう危険性もあります。とくに女性は慎重に利用しましょう。

すぐに返信が来なくても焦らない

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」とはいえ、ことわざとは違い、実際にあなたのメッセージを受け取っている人がいることを忘れずに。返事がこないのに何通も送り続けたり、相手が嫌がるような内容のメールを送ったりしないように気をつけましょう。

早瀧正治

ノマドワーカーとして、現在ヨーロッパを4月から無期限周遊旅行中。この記事も、ウクライナのルビブで執筆。フリーランスオンラインマーケターとして、海外企業の日本のプロモーションする。日本では、東京ビギナー写真家ミートアップというグループを運営している。

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