深みと柔らかみがある素敵タッチなキーボードが復活

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深みと柔らかみがある素敵タッチなキーボードが復活
Image: ©︎2001 - 2018 FUJITSU COMPONENT LIMITED via 富士通コンポーネント

メンブレン方式で、コイツを超えるFeel so goodなキーボードはない。

2018年1月に製造を終了した富士通コンポーネントの名キーボード「Libertouch」が2018年8月に帰ってきます。ご存じない? それもそのはず、このキーボードは知る人ぞ知る業務用ベースのハイエンド品。スカッとした柔らかいタッチと絶妙な反発力のバランスが、一部のフルサイズキーボード大好きっこから絶大な支持を得たモデルなんです。

PC用の外付けキーボードといえば、静電容量無接点方式か、メカニカル方式、メンブレン方式といった3つの種類に分かれます(パンタグラフ方式はメンブレン方式の一種)。

タイプの柔らかさや静かさ、長寿命であることから、作家やライターが好んで使っているのが静電容量無接点方式。タイプ時のクリック感が強く感じられる(タイプもある)ことから着実な操作が求められるゲーミングキーボードに使われることが多いのはメカニカル方式。製造コストが低く商品価格も安価なメンブレン方式と、それぞれ特徴は異なります。

しかし富士通コンポーネントの「Libertouch」は、メンブレン方式でありながら高価(前モデルは1万4000~1万5000円)です。なぜならば、タイプの滑らかさと、底まで押し込まなくても打鍵できるように、1キーずつ個別のラバーホールとスプリングを備えたつくりになっているのです。メカニカルキーボード同等のコストをかけているといっていいでしょう。

Amazonなどで販売されている別売りラバーを調達すれば、人差し指で押すキーは重く、小指で押すキーは軽くといったカスタマイズも可能。打って、打って、打ちまくる方にとっては至高/究極のキーボードになりうる可能性があります。

再発売される「Libertouch」は、かながプリントされた「FKB8540-551/G」と、かな刻印のない「FKB8540-552/G」の2モデル。価格はオープンプライスです。もしタイプ感が気に入ったなら、観賞用・保存用・布教用も買っちゃうといいのではないでしょうか。


Image: 富士通コンポーネント
Source: 富士通コンポーネント

(武者良太)