ロック画面に動画を設定するのは、なかなか気の利いたギミックです。今どきのスマートフォンなら、デフォルトの壁紙でも、いくつか動画が用意されているはずですが、AndroidやiOS端末向けに「動く壁紙」を自作する場合は、サードパーティーのアプリが必要になります。

動く壁紙を作れるiPhoneアプリ

iOS端末なら、『intoLive』がおすすめです。これは動画やGIFアニメ、あるいは複数の静止画像をつなぎ合わせて「Live Photos」を作ってくれるアプリです(あるいは自分のiOS端末で撮った「Live Photos」も使えます。

けれども、Live Photosは容量を食いますし、ほかにこれといった用途もないので、たぶん多くのユーザーは、この設定を早々とオフにしていることでしょう)。

動く壁紙を作れるAndroidアプリ

Androidの場合は、『Video Live Wallpaper』『Video LockScreen Setting』『GIF LockScreen Setting』といったアプリがあります。

ただし、ロック画面用の動画制作アプリというのは、かなりマイナーな分野なので、どのアプリもちょっと不安定で、操作にも違和感があるかもしれません。

でもこれを使えば、あなたのスマートフォンにちょっと楽しい仕掛けを仕込むことができます。

おもしろいGIFアニメを表示させる

ロック画面は、GIFアニメを表示させるのにうってつけの場所です。

高精細で、縦長の動画なら最高ですが、こうしたファイルはそう多くありません。

それから、キャプション付きのGIFファイルは避けましょう。リンク先の動画は、私が作ったグリンチがニヤリと笑うGIFアニメです。

「お化けの登場シーン」のような自撮り動画を作成

Redditユーザーのnetpastorさんは、お化けのように暗がりから姿を現す自撮り動画を作成して、ロック画面に設定しています。

撮影には特に凝った仕掛けは必要なく、暗い部屋で撮るだけでこのような動画が作れます。netpastorさんの場合は、画面に入らないところでランプをくるっと回して、自分に明かりを向けたそうです。

秘密の写真の隠し場所にも

iOS端末の場合は、『intoLive』を使って、2枚以上の静止画像を1本の「アニメ」にまとめることができます。見た目は出来の悪いスライドショーのようですが、これには1つ、とても実用的な使い道があります。

これを活用すると、旅程表のスクリーンショットなどの重要な情報を、一見普通のロック画面の裏に隠せるのです。これなら、ロック画面で見られるのでアクセスは容易ですが、誰にでも簡単に見られてしまうほど無防備でもありません。

とはいえ、基本的にはこうしたものは、ちょっと楽しいギミックにすぎません。

それでも、送られてきたテキストメッセージを見ようとしてスマートフォンを手に取った際、ほんの数秒でもクスッと笑えるひとときが持てるなら、それで十分ではないでしょうか。


Image: Chayantorn Tongmorn/Shutterstock.com

Source: Apple, Google(1, 2, 3), imgur, reddit

Nick Douglas - Lifehacker US[原文