これで水中飛行が現実に!
ハリウッド映画には昔から度々登場するのに、なかなか身近にならないのがジェットパック。その代わりといっちゃ何ですが、イギリスでプロダクトデザインを学ぶ学生が、時速8マイル(時速約13km)で泳げる水中ジェットパックを開発したみたい! これで私たちも水中スパイごっこができるかも〜。
製作者のアーチー・オブラインさんは、まず同様の水中推進装置の仕組みを徹底的に学びました。その後、デザインから動作可能のプロトタイプ作成まで製作期間たったの1年で「CUDAジェットパック」を作ったそうです。
本来なら軽自動車新車1台分くらいの水中推進装置が低価格で作れたのは、3Dプリントで45個のパーツをプリントしたおかげ。
ジェットパックの基本構造はジェットスキーと同様で、水を吸い込んでから勢いよく後方に吐き出すようになっています。また、オブラインさんがカスタムデザインしたカーボンファイバーで強化されており、よりコンパクトな3Dプリントのインペラ(羽根車)推進システムを使っているそう。現在、CUDAは2019年の発売を目指して商品化に向けて動き出しつつあります。さらにオブラインさんは、レジャーに限らず海底調査や救助でも活躍できるだろうと期待しています。
また、気になるのは価格。ですが、まだ未定なんだとか。というのも3Dプリント部品の耐久性を徹底的にテストしたうえで、発売前に高価なものに変更する可能性が出てくるかもしれないそうです。
なんにせよ、とても楽しそうなデバイスに違いありません。フライングジェットと並んでやりたいマリンスポーツになりそうです。
Image: 3D Hubs Blog
Source: 3D Hubs Blog
Andrew Liszewski - Gizmodo[原文]
(中川真知子)