Siri生みの親、初期メンバーの最後のひとりがAppleを去る

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Siri生みの親、初期メンバーの最後のひとりがAppleを去る
Image: Apple

Siri、あなたはもう十分大きくなったわ。

Siriといえば、Apple(アップル)。でも、そもそもはSRI International(SRIインターナショナル)という非営利団体が人工知能研究のスピンオフプロジェクトとして開発したのが始まり。ここを、2010年にAppleが買収しました。買収後、元からいた開発メンバーはAppleを去っていきましたが、とうとう最後の1人もAppleを退職したことがThe Informationによって報じられています。これで、Siriの共同創設者=生みの親はみんなAppleを去ったことに。

今回、Apple退職を報じられたのはTom Gruberさん。退職後は、個人の趣味である写真と海洋保全に関する活動をするとのこと。Siri共同創設者で、すでにApple退職済みのDag KittlausさんとAdam Cheyerさんはその後、別のデジタルアシスタントスタートアップViv Labsを立ち上げ、2016年にはSamsungによって買収。どうやらGruberさんはふたりとはちょっと違う道をいくようです。

Gruberさんが抜けたあと、今後Siri&人工知能関連あれこれを引き継ぐのは元GoogleのAIトップJohn Giannandreaさん。Siriチームは、開発において方向性が定まらず迷走しているなんて噂もありますが、新たなリーダーのもと気分一新できるといいのですけれど。

生みの親の手を離れたSiri、これからどんな成長を見せてくれるのかな?


Image: Apple
Source: The Information, The Verge

(そうこ)