友人のSaraが、飼い犬のDakota(ハスキーのミックス犬)を連れてドライブ旅行に出かけたときの話です。14時間ほどの道中、Dakotaが車に酔って吐いてしまい、後部座席をすっかり汚してしまったそうです。
おまけに吐いたことで動揺して、後部座席一面におしっこまでしてしまったとか。Saraの車はすっかり台無しになってしまいました。
乗り物酔いの兆候
人間なら、乗り物に酔ってしまったことを言葉で表現できます。でも、犬の場合はそういうわけにもいきません。
旅行サイトTravel and Leisureが6月25日に掲載したこちらの記事では、愛犬と旅行する際の注意点と、嘔吐する兆候を見抜く方法が説明されています。
同記事で解説する獣医のDaniel Edge氏によれば、愛犬が乗り物に酔ってしまったことを示す兆候は嘔吐だけではないようです。
ほかにも、「吐くようなしぐさをする」「震える」「クンクンと鼻を鳴らす」「よだれを垂らす」「しきりに口のまわりをなめる」といった行動も乗り物酔いのサインです。このような様子がひとつでも見られたら、車を停めてひと休みするタイミングなのかもしれません。
乗り物酔いしないための予防と対策
一般的に、ペットを車に乗せるときは、危なくないようシートベルトなどで固定しても大丈夫なようにしつけておくべきです。
また、同乗者全員が足を伸ばしたり、必要に応じて用を足したりできるように、2~3時間おきに休憩をとる必要もあります。
愛犬を車の前方に座らせることも、乗り物酔いを防ぐのに効果的です。
後部座席に座っていると、サイドガラスの外を過ぎ去る景色がぼんやりとしか見えませんが、前ならフロントガラスから進行方向を見ることができるためです。
愛犬が頻繁に乗り物酔いをする場合は、ジメンヒドリナートが配合された酔い止め薬をかかりつけの獣医に処方してもらうと、旅行中も安心できるでしょう。
要は、ペットをただ車に乗せて出発すれば良いわけではないということ。
人間の同乗者に対するのと同じように、飼い犬のドライブ中の快適さや安全にも気を配ってあげてください。
そうすれば、あなたも愛犬も、もっと楽しい気分で目的地に到着できますよ。
Image: MPH Photos/Shutterstock.com
Source: Travel and Leisure
Emily Price - Lifehacker US[原文]