私はいつも写真や動画は、Sonyの高機能カメラで撮影し、それをiPadにインポートして、編集したり、ソーシャルメディアに投稿しています。
とはいえ、ご存知かもしれませんが、SDカード経由で動画をiPadにインポートするのはそれほど簡単ではありません。
今回はそのやり方を解説します。
ステップ 1:Apple Lightning - SDカードカメラリーダーを購入する
この小さなアダプタがあれば、出先での撮影がかなり楽になります。
アダプタをiPadに接続し、スロットにSDカードを挿入すれば、SDカードの写真をiPadですばやくチェックして、必要なものをインポートすることができます(RAW画像にも対応)。
私はいつも旅行にでかけると、Sony a7R IIで撮影した写真を、このアダプタを使ってiPadにインポートして、Adobe Lightroomで編集しています。まさに最高の組み合わせです。
ただし、1つ問題があります。SDカードの動画をiPadから閲覧できないとい問題です。
どんな理由かは知りませんが、AppleはiPadやiPhone以外で撮影した動画をiPadやiPhoneへ簡単には転送できないようにしています。iPadには充実した動画編集機能があるというのに、なんとも残念なことです。
というわけで、動画をインポートするには少し工夫が必要となります。
ステップ 2:動画がMP4フォーマットであることを確認する
最初に、動画がMP4フォーマットになっていることを確認してください。なっていなければMP4に変換しておきましょう。そうしないと、iOSデバイスでは何もすることができません。
ステップ 3:動画をDCIMフォルダに移動する
iPadでSDカードの動画が閲覧できない原因の1つは、iOSが検出しないフォルダに動画が入っていることです。
たとえば、私が使っているSonyのカメラでは、動画は[PRIVATE > M4ROOT > CLIP]に保存されます。iPadが動画ファイルを認識するには、ファイルがDCIMフォルダ(または「digital camera images」)に入っていなければなりません。
動画が保存されているのがDCIMフォルダでない場合は、動画ファイルを移動させる必要があります。この作業にはノートPCを使います。
私のノートPCにはSDカードリーダーが搭載されていますが、なければUSB接続の外付けSDカードリーダーを使いましょう。動画ファイルをコピーして、DCIMフォルダにペーストしてください。
SDカードにDCIMフォルダがない場合は、フォルダを作成します。
ステップ 4:ファイル名をちょうど8文字にする
正しいフォルダに動画ファイルを保存したら、こんどはファイル名を変更しましょう。なぜだかわかりませんが、ファイル名はちょうど8文字でなければなりません。拡張子は.MP4にしてください。
たとえば、私が使っているSonyのカメラでは、動画ファイルが「C0300.MP4」のような名前で保存されるのですが、これを「clip0001.MP4」などの名前に変更する必要があるわけです。
理由はわかりませんが、とにかくそうしなければなりません。
ステップ 5:動画ファイルをインポートする
これで、動画ファイルは正しいフォーマットで正しいフォルダに保存さて、ファイル名も正しくなっています。
インポートする準備が整ったということです!
LightningアダプタをiPadに接続して、スロットにSDカードを挿入します。インポート画面に、写真と一緒に動画が表示されるはずです。
動画を無事インポートできたら、編集したり、Instagramに投稿したりと、好きなことをしてください。
IPadにSDカードから写真や動画をインポートしよう
少し面倒な作業ですが、やればすぐに慣れます。ノートPCが必要になるところが玉にキズですが、PCでの作業は事前に済ませておいて、SDカードからiPadへのインポート作業だけを、長時間のフライト時などにこなすなどでもよいでしょう。
これとは別に、ファイル名の変更が不要なやり方もありますが、手順はさらに複雑になり、追加のアダプタも必要となります。いまのところ、これが最も簡単な方法だと思います。
Image: Lifehacker US
Patrick Allan - Lifehacker US[原文]