バラバラの写真からパラパラ漫画ができあがります。
Google(グーグル)が、自分の動きと同じポーズの画像を、8万枚以上のストックから瞬時に選び、パラパラ漫画のような映像を作る技術「Move Mirror」を開発しました。
ウェブカメラに向かってポーズをとると、まずは関節や四肢の傾きを検出するAI、PoseNetがはたらいて身体の動きを把握します。そこから人の姿勢を機械学習したTensorFlowで、ほぼ同じポーズの画像を一コマずつ選出してくれるという仕組み。
具体的な作品例は、以下の映像をご覧あれ。
特別なソフトは不要で、これがブラウザでできてしまうのがすごいところです。出てくる画像は世界中の人々が踊っていたり、スポーツや格闘技をしている様子ばかり。Google自身も、まるで魔法の鏡みたいだというほど。
かつては人の表情の動きを、AIが別の人の顔映像で完全再現する技術、ディープ・ビデオ・ポートレイツもありました。この先AIは、何を再現していくんでしょうか? 目覚ましい技術の発展が楽しみですね。
Image: YouTube
Source: YouTube, MOVE MIRROR via Google
(岡本玄介)