「いま、オフィスのトレンドは『オープンスペース』です。フロアからパーティションをなくすだけでなく、執務スペースと休憩場所がひとつなぎになった、いわゆる開放的な空間づくりが求められています」

そう話すのは、経営戦略や採用戦略に紐付いたオフィス選定、組織の課題解決や成長につながる内装プランニングで、ベンチャー企業を中心に「オフィス移転」のプロデュースを手がける株式会社ヒトカラメディア日比野亮二(ひびの・りょうじ)さん。新規事業の開発に従事するなかで、多くのオフィスを知る“目利き”でもあります。

なぜ、オープンなオフィスが求められるのか。その理由は「企業の成長要因の違い」にありました。1980年代から1990年代は「計画を着実に遂行する」ことが企業を伸ばす要因でした。大切になるのは監督者であり、管理しやすいようにデスクも「島型」に配置するオフィスが理にかなっていたのだそうです。

一方、現在多くの産業に求められるのは自発性や独創性であり、人々の交流によってアイデアを創出する「フリーアドレス型」のオフィスも増えつつあります。転職市場の活況もあって人の出入りが多く、急成長中のベンチャー企業では社員も続々と増えていくでしょう。

あなたのオフィス、「においケア」できていますか?

この状況でこそ考えたいのが、今回のテーマである「におい」のケア。開放的な空間ということは、それだけにおいを遮るものがありません。また、交流人口が多く、オープンスペースやフリーアドレスであることは、食事や汗などのにおいを渾然一体とさせやすくもします。

社員が快適に仕事ができ、チームのパフォーマンスを上げるためにも、オフィス環境を考える部署のメンバーのみならず、誰もが「スメルマネジメント」への意識を持つべきです。

さまざまなにおい除去の製品が市場を賑わす中、白元アースから発売中のノンスメル清水香は注目のアイテム。衣類・布製品・空間用スプレーとして、幅広いにおいを消臭。業務用としてホテル業界から愛された消臭剤を家庭用に転じた信頼感、さらに速乾性や除菌効果といった機能面にも秀でています。

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Photo: 木原基行

今回は実際に、冒頭のヒトカラメディアさんのオフィスに「ノンスメル清水香」を設置させていただき、日常業務のなかでどのような効力を発揮するのか、試してみてもらいました。見えてきたのは単なる「消臭」という機能だけでない、社員のパフォーマンスを向上させる心理的なメリットでした。

出社したらまず「いいにおい」から仕事をスタート

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Photo: 木原基行

渋谷にオフィスを構えるヒトカラメディア。執務スペースにはパーティションがなく、オープンな会議室も備えるワンフロアのオフィスです。約40名の社員が働く職場に、今朝も日比野さんが出社。まずは挨拶がてらデスク周りの空間に「ノンスメル清水香」をスプレーして、昨日から残ったにおいをスッキリしてから仕事をスタート。

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Photo: 木原基行

「『ノンスメル清水香』は4種類の香りがありますが、周囲に人がいるときは、好みの分かれない無香タイプが便利ですね。玄関スペースにはさわやかな気分を高めてくれるウッディフレッシュの香りが合います。全体的に香りは控えめですが、においがしっかり抑えられる。その程良さが使いやすいと感じます」

デスクでランチをしても大丈夫!

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Photo: 木原基行

午前の仕事を終えて、気づけばお昼どき。今日はデスクで宅配の生姜焼き弁当を食べることにした日比野さん。まわりを見回すと、持参したお弁当を広げる人、コーヒーと惣菜パンを持ち込む人、日課だという納豆をかき混ぜる人(!)…オフィスにはさまざまな食事のにおいが漂います。ヒトカラメディアではオフィスの隅に「リフレッシュスペース」を設けており、そこで食事をする人も多いよう。ただ、遠くからでもカレーの香りは漂ってきます。カレーは強い。

「リフレッシュスペースでは空気清浄機も1日中稼働していますが、メンテナンスがいるものですし、多くの人がにおいをいきなり持ち込むと対応しきれませんね」と日比野さんも弱り顔。そこで、食事後の空間に「ノンスメル清水香」を数プッシュ。衣類や布類だけでなく空間にも効くからこそ、残り香もすぐに感じないほどになりました。

「食事をしている人が気にならないように無香タイプにしました。全員が食事終わりにシュッと吹きあえば、ずいぶんとにおいも気にならなくなります。リフレッシュスペースには大きめのゴミ箱もあるのですが、ランチ後にはみんなの容器ゴミでいっぱいに…特に夏場はゴミ箱を開けた瞬間のにおいや、食べ残しが原因の生ゴミ臭がこもってしまう。朝にゴミ箱を掃除したついでにその周辺に『ノンスメル清水香』をシュッとするだけで、イヤな匂いも減らせました!」

打ち合わせの前に会議室を消臭

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Photo: 木原基行

昼食後は、社内で取引先と打ち合わせ。来客前に、会議室も消臭しておきましょう。

ヒトカラメディアの会議室は、高層ビルの物件にはありがちだという「窓はあるけれど開かないタイプ」の部屋です。特に築年数が古いビルでは、空調設備が入っていても空気がこもってしまうケースも。まさに「オフィスビルの悩みあるある」のひとつなのだとか。

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道路に面した「開かない窓」
Photo: 木原基行

会議室の扉を開くと、ランチ後でもないのに、どこか執務スペースとは異なるにおい…カーペットなどに吸着したにおいが残っており、なおかつ換気が十分でないためににおいがこもってしまうのです。早速、「ノンスメル清水香」を空間と床に吹くことで、空気もさっぱり。

「他の社員から指摘を受けたのですが、閉め切った会議室で男性だけが2時間も会議をすると、その後に使うとにおいが気になる…そうで。会議室は入れ替わりで使うものですから、後に使う人の生産性を下げない、という気遣いも必要ですね。使ったホワイトボードをそのままにして退出することはないように、空気もリセットしてから引き継ごうと決めました」

ホワイトボードのふちにノンスメル清水香をひっかけておき、板面を消すのと同じく、空間にシュッと一吹き。会議室に満ちていた直前の空気感を引きずらないためのエチケットは、チーム全員の会議効率もアップさせてくれそうです。

外出から戻って来たらジャケットを消臭

会議の後は外出して打ち合わせに。汗をかきつつ帰社して、ジャケットを脱いだらハンガーへ。その日のうちにケアして、外からにおいを持ち込んだり、翌日へ持ち越したりしないようにしたいものです。

毎日のクリーニングが難しいスーツは、汗、タバコ、飲食店での油や煙が染みつくことで、気になるにおいの発生源になります。それらはスーツの繊維に吸着するため、なかなかにおいがとれません。あるいは、ウール生地の場合は濡れたままにしておくと、雑菌の繁殖だけでなく、ウールそのものの動物臭も強まります。

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Photo: 木原基行

ノンスメル清水香」を吹きかけて、繊維の奥に入ってしまったにおいの素を取りましょう。その際、べたつきやすい消臭スプレーを衣類に吹きかけると、ゴミやホコリがつきやすくなって逆効果。速乾性でベタつかない「ノンスメル清水香」であれば、まんべんなく吹きかけても気になることはありません。

「自分の匂いって自分で気づかないものですよね。会食のあとでジャケットを着たときに、『そういえば飲み会したな』と思い出すくらい(笑)。飲食店ではこちらがにおいをコントロールできませんから、においが付いてしまうのは諦めて、 ジャケットを着たらケアするという習慣づけが現実的ですね」

さらに、日比野さんからは香りの効果から“攻め”のアイデアも伺えました。

「次の予定に合わせて『ノンスメル清水香』の香りを変えてもいいですね。女性が多く働くIT企業ならフローラルフレッシュの香りで親近感を。官公庁などが訪問先ならハーバルフレッシュの香りでカッチリした印象を。香水よりハッキリしない、けれどさりげない心遣いとして機能してくれそうです。携帯用をかばんに忍ばせておけば、守りも攻めもいける消臭スプレーですよね」

目に見えないにおいも「マネジメント」の対象である

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左から「無香タイプ」「ハーバルフレッシュの香り」「フローラルフレッシュの香り」「ウッディフレッシュの香り」
Photo: 木原基行

オフィスに常備した「ノンスメル清水香」が、あらゆる場面で活躍した日比野さんの1日でした。オープンスペースやフリーアドレスという時流に乗る一方で、スメルマネジメントも同時に心がけることで、さらに良いオフィス環境が実現できそうです。

「オープンにすることで、机の乱れやゴミ置き場など、これまで見えにくかったものや見えやすくなりました。それらは快適なオフィス環境を保つためにはケアが必須ですが、今やにおいもその一種なのだと思いましたね」

「ノンスメル清水香」はオフィスに常備しておいても景観を乱さない、すっきりとしたパッケージデザインも魅力です。スメルマネジメントでチームとオフィスを守り、暑い夏も「におい」を気にせず、良い仕事をしていきましょう!

Photo: 木原基行

Source: ノンスメル清水香 , ヒトカラメディア