第49回星雲賞受賞者が決定、「けものフレンズ」や「それでも町は廻っている」などが受賞 47
ストーリー by hylom
バラエティに富んだラインアップ 部門より
バラエティに富んだラインアップ 部門より
日本SFファングループ連合会議が、優れたSF作品を投票で選ぶ「第49回星雲賞」の受賞作を発表した(アニメーションビジネス・ジャーナル)。
受賞作/受賞者は以下の通り。
- 日本長編部門:あとは野となれ大和撫子(宮内悠介)
- 日本短編部門:雲南省スー族におけるVR技術の使用例(柴田勝家)
- 海外長編部門:巨神計画(シルヴァン・ヌーヴェル、訳・佐田千織)
- 海外短編部門:折りたたみ北京(郝景芳、訳・大谷真弓、ケン・リュウ)
- メディア部門:けものフレンズ(監督・たつき)
- コミック部門:それでも町は廻っている(石黒正数)
- アート部門:永野のりこ
- ノンフィクション部門:アリエナクナイ科学ノ教科書(くられ)
- 自由部門:『超人ロック』生誕50周年トリビュート企画
候補作一覧は同会議のWebサイトで確認できる。ノンフィクション部門については候補作以外からの選出となった。
現地からのレポート (スコア:5, 興味深い)
アート部門の永野のりこ先生が受賞スピーチで「マンガを描くということは暗い狭い宇宙船の中から届くかどうかわからない電波を発信し続けるようなものだ。その電波がみなさんに届いてこれほどうれしいことはない」と大感激。参加者の投票で選ばれる「暗黒星雲賞:ゲスト部門」も受賞。星雲賞と暗黒星雲賞のダブル受賞という栄冠に輝く。
けものフレンズのたつき監督も登壇しましたが、
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1807/22/news020.html [itmedia.co.jp]
たつき監督はペンギンだったらしく挨拶は声優さんによる代読で行われました。
「例によってお客さんを中心にした出来事や空気を主としていただいた賞かと思っていますので、『すごいな、おめでとうございます』という感覚です」
「SFかどうかと言うのも、見る人が決めるかと思うので、『すごいな、伝えておきます』という感じです」
「こういった空気感はデータに残らないので、この後、緩やかに忘れられて一度なくなると思うのですが、2017年を知る人同士で話す時に、そこに小さく再生されるのかも、みたいなことを今日のパンフレット表紙を見ながら思ったりしていました」
「その点SFファンの方は化石的な保ちの良さがありそうなので、空気の記録媒体として勝手に信頼をしております」
Re:現地からのレポート (スコア:1)
初めからたつき監督に招待状を出したんだろうか、それともけものフレンズプロジェクト経由だったんだろうか。
まあ前者なんだろうなあ。
Re:現地からのレポート (スコア:1)
カドカワ出資の最近のアニメで、けもフレ騒動をかなりメタなパロディ化して、最後だけなかよくしてねハッピーエンドにしたやつがあったので、だいたいそんな感じゃない。
だからプロジェクト経由で招待状を出しても、別にカドカワはムキになって妨害するほどでは無いと思う。
全ての関係者がハッピーかどうかは知らない。
『超人ロック』生誕50周年 (スコア:0)
連載期間といい、つぶしたもとい連載された雑誌の数といい他を寄せ付けない。
亀有より偉大だと思う。
Re:『超人ロック』生誕50周年 (スコア:3)
つぶしたもとい連載された雑誌の数といい他を寄せ付けない (スコア:0)
連載期間は兎も角、つぶしたもとい連載された雑誌の数は、彼のサイボーグ009でも及ばぬのであろう。
# 同様な長(超?)連作には、永井豪系の幾つかのシリーズがある。
Re:つぶしたもとい連載された雑誌の数といい他を寄せ付けない (スコア:1)
># 同様な長(超?)連作には、永井豪系の幾つかのシリーズがある。
勢い余って風呂敷広げすぎて収集つかなくなるパターンすかね。
#夢オチ最強
Re:つぶしたもとい連載された雑誌の数といい他を寄せ付けない (スコア:1)
> 風呂敷広げすぎて収集つかなくなる
その点超人ロックの場合、話の安定感が半端ないのも偉大だと思うんですよ。
掲載誌は不安定だけどな!
Re:つぶしたもとい連載された雑誌の数といい他を寄せ付けない (スコア:2)
>その点超人ロックの場合、話の安定感が半端ないのも偉大だと思うんですよ。
起:どこかで超能力絡みの事件が起きる or 起きてた
承:誰かがそれをロックに持ちかける or たまたまロックが通りかかって世話を焼く
転:思いもかけない罠にはまる
結:伏線張られてた話で解決するか、追い詰められてセカンドフェーズ
こんなんかな
Re: (スコア:0)
「承」のところに入るバリエーションで、「起」で起きてた事件がロック自身の超能力に由来する暴走によるもの、っていうのもありますね。
Re:つぶしたもとい連載された雑誌の数といい他を寄せ付けない (スコア:1)
そうそう、力が暴走して漏れてた話とかあったっけ(タイトル失念)
Re: (スコア:0)
あのクオリティであのペースで連載って本当に凄いと思います。
Re: (スコア:0)
水戸黄門だな。
Re: (スコア:0)
せっかくオブラートに包んだ(包んでない)表現にしてたのに、強調されては配慮が台無しだ!
Re: (スコア:0)
ゴルゴ13もつぶした雑誌数では負けるな。
Re: (スコア:0)
ジャンプ1つすら潰せなかったこち亀は四天王の面汚しだな!
それ町のもてはやされ感 (スコア:0)
SFでもないし直近の作品でもないし。
Re:それ町のもてはやされ感 (スコア:1)
Soredemo Fiction.
Re: (スコア:0)
本当に、なんで今頃なんでしょうね。
完結してから、だいぶ経ちますし
確か、最近新刊が出ましたが、その影響でもないでしょうし...
好きな漫画家さんなので、受賞はうれしいのですが
Re:それ町のもてはやされ感 (スコア:3)
候補作になれるのは前年に完結した作品だけ+「それ町」の最終巻が出たのが去年=「それ町」が候補作になれるのは今年だけ
Re: (スコア:0)
> 前年に完結した作品だけ
超人ロックは別腹なんですか?
# 終わってないよね?
Re: (スコア:0)
受賞したのは超人ロックそのものじゃなくて『超人ロック』生誕50周年トリビュート企画
Re: (スコア:0)
> 候補作になれるのは前年に完結した作品だけ
七女は去年候補だったと今頃知った。
Re: (スコア:0)
規約上は完結してない作品も対象なんだけど、なんとなく完結した作品にしか票が集まらないだけ。
もっというと参考候補作以外でも投票できて受賞もできる。今年のノンフィクション部門は参考候補リスト外。
Re:それ町のもてはやされ感 (スコア:2, 参考になる)
一応規約として
>前年一月一日から十二月三十一日までに発表された作品、及び顕著な活動を対象とする。
>ただし雑誌はその月号に準じ、一月号から十二月号までとする。
>また雑誌掲載、または公開時に参考候補作にあがらなかった場合に限り、単行本またはメディア媒体収録時点でも対象となる。
>なお、あくまでもプロフェッショナルな活動を対象とする。
となってて2017年の星雲賞 [sf-fan.gr.jp]参考候補作に上がっていなくて、最終単行本が2017年2月に出てるため2018年の星雲賞 [sf-fan.gr.jp]参考候補作になったようだ。
Re: (スコア:0)
アニメやってたの8年も前なのか。早いなぁ。震災の前だったんだね
Re: (スコア:0)
SF要素もあるけど。読んでないの丸わかり。
Re: (スコア:0)
なら天国行ったり生き返ったりするからオカルト要素もあるな。
ついでに推理要素も恋愛要素もetc...
ならそれ町はオカルト作品か?
推理作品や恋愛作品か?
頭悪いにも程があるだろ。
Re: (スコア:0)
過去受賞作知らないの丸わかり。
Re:それ町のもてはやされ感 (スコア:1)
ジャンル論なんて何十年も前に通り過ぎた所だからねぇ…。
Re: (スコア:0)
そのおかげでSFマガジンも悲惨なことになってるけどなww
Re: (スコア:0)
俺がスタッフやった頃のSF大会は参加者の平均年齢が毎年1歳以上あがっていると言われていたが、今は年寄りすら来なくなってんじゃねの
Re: (スコア:0)
俺が知ってるころのSF大会では参加者の平均年齢を引き下げているのは赤ちゃん・子供だけだと言われていたが、今はその赤ちゃん・子供も拒否権を行使できる年齢になってるんだろうな。
日本の少子高齢化よりSF者の少子高齢化の方がヤバい。
そういえば、クロージングで高名な(?)ビッグネームファン(?)、故ODESSAさんに黙祷が捧げられたとか聞いた。
桃井はるこがブログで書いててすぐ消したみたいだ。まあ、普通の(?)一般人(?)だし。
Re: (スコア:0)
しかしノンフィクションに部門まであるのは定義からして矛盾してないか。フィクション要素があったらノンフィクションじゃないじゃん。
Re:それ町のもてはやされ感 (スコア:1)
「SF作家新井素子の新婚物語はSFか」という問題があってだな(そういう話ではない
折りたたみ北京 (スコア:0)
たぶんアニメーションビジネス・ジャーナルも間違えているが、SFファングループ連合会議のページでは
作品名「折りたたみ北京」 著者/訳者:郝景芳 大谷真弓
ケン・リュウは次の行の候補作「上級読者のための比較認知科学絵本」の作者。
#ちゅうか、中国系アメリカ人のケン・リュウが日本語訳するはずがない
##ストリートファイターとは無関係。たぶん。
•自由部門:『超人ロック』生誕50周年トリビュート企画 (スコア:0)
参考候補作への推薦理由
>長寿原作の歴史的評価。
ってのと
>どう考えても今後「超人ロック」が他部門への候補作にはなり得ない為。
いつまでたっても完結しないってことだな。
Re: (スコア:0)
第41回星雲賞(2010年)日本長編部門受賞作は「グイン・サーガ」。
これは作者栗本薫が2009年5月に亡くなり、遺稿の最終巻(130巻)「見知らぬ明日」が2009年12月10日に発行されたため。
#2013年から複数作者による続編プロジェクトをやっているが、それはまあ、それとして。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
そのために特別賞がある。
団体受賞した宇宙塵を除くと、武部本一郎(1980年)、手塚治虫(1989年)、矢野徹(2005年)、米澤嘉博(2007年)、野田宏一郎(2008年)、柴野拓美(2010年)、小松左京(2011年)の各氏が死後受賞している。
不思議なのは星新一が1回も受賞していないことだ。1997年に亡くなったときに特別賞あげてもよかったんじゃないか。
まあそれを言い出したら光瀬龍も平井和正もいっぺんも取ってないけど。
逆に、野田宏一郎(昌宏)と小松左京は別部門で何度も受賞しているんだから、死後顕彰の必要がなかったとも言える。
とはいえ、人気投票だからそういう投票がなければ特別賞も出ないのかもしれないが。
Re: (スコア:0)
規約上は完結してなくても投票できるんだけどね。まあ心情的に候補にしづらいし投票もしづらい。
なんか全般的にライトテイストやね (スコア:0)
昨今の傾向なのか。
Re:なんか全般的にライトテイストやね (スコア:1)
昔からライトだよ
CCさくら1期も受賞している。
Re: (スコア:0)
メディア部門候補 (スコア:0)
メッセージ
ブレードランナー2049
ID-0
正解するカド
RE:CREATORS
KUBO/クボ 二本の弦の秘密
パッセンジャー
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
けものフレンズ
Re: (スコア:0)
メイド・イン・アビスが入ってないのには苦言を呈したい。
逆にKUBOはよくやった。
あと、最後のジェダイは昨年公開で今年候補なんじゃないのか?
Re: (スコア:0)
メイドインアビスはガッツリファンタジーなんでは?
剣と魔法のファンタジーでの魔法や魔力ってギミックの代わりに、
アビスの呪いと祝福と成れ果てた人間たちが根幹にある。
スチームパンクに寄ってるように見えて機械的なのはかなりが遺物で文明レベルもさほどではない。
レグ(ロボット?)→謎の遺物
通信機→として使える遺物
電球→普通に遺物の加工品
以下私見。遺物自体がファンタジーだけど、それをスチームパンクよりななにかに見立てたとしても、
どっかでその正体が呪いと祝福と成れ果てた人間たちで説明