小さいものを作っているのに世界最大とはこれいかに?
突然ですが、皆さんジオラマやミニチュア模型ってお好きですか? 手のひらサイズのものから、東武ワールドスクウェア級に巨大なものまで、現実の世界や妄想を組み合わせ、クラフト魂を燃やして小さい箱庭にしてしまうアレ……自分で作れないまでも、見ていてワクワクしますよね。ましてや機械仕掛けでアッチコッチのパーツが動いていたらもう最高です。
そして鉄道好きなら、プラレールやNゲージなどを組み合わせて、さらに動きのある世界を作ることもできちゃうのです。
そんなミニチュアの世界の最高峰として、ドイツのハンブルグにあるミニチュア博物館「Miniatur Wunderland」の電車セットが世界最大に認定され、ギネス世界記録を樹立しました。
世界記録の決め手となった、線路の長さは15.4km。たとえば日本橋にある道路元標複製から、直線距離で東急東横線の新丸子までがピッタリこの距離。列車は1,300両が走っています。
そしてこの博物館の広さは1,499m²で、アメリカやヨーロッパの8カ国の名所を再現。今後もまだまだ追加予定とのことです。加えて、ここに設置されている人形は2,633体で、飛行機は60機、自動車は1万1000台。ここまですべてを作るのに費やしたのは76万時間以上で、全部を制御するのに50台のコンピューターを使っているとのこと。
外観はブロック塀の倉庫みたいな建物ですが、中にはこんな小さくて広大な景色が広がっているんですね。
Image: © Guinness World Records 2018. All rights reserved.
Source: YouTube, Miniatur Wunderland via Guinness World Records
(岡本玄介)