ギャー! 動きがリアルで本能的に逃げ出したくなる、タミヤの「ムカデロボット工作セット」

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  • author 岡本玄介
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ギャー! 動きがリアルで本能的に逃げ出したくなる、タミヤの「ムカデロボット工作セット」
Image: TAMIYAINC/YouTube

これでもちゃんとした「楽しい工作シリーズ」。

教育目的の電子工作キットも製造している、プラモデルでお馴染みのTAMIYA(タミヤ)。その老舗メーカーから、夏休みの自由研究にちょうど良さそうな、「ムカデロボット工作セット」が登場しました。

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Image: TAMIYA

見た目はスケルトンなスカイブルーでクール。それに角ばったボディーでカッコ良いロボットのはずなのですが……動きがキモい!! 必見ですよコレ。

Video: TAMIYAINC/YouTube

あの脚がいっぱいあるところですかね?それとも胴体の関節がウネウネしてるところ? ロボットなのは理解しているのに、生理的にムリな感じです。

一見すると複雑そうですが、頭、モーター、6つの胴節ユニットが連なった合計8つのパーツから組み立てられている、実はシンプルなものとなっています。脚は各ユニット2本、合計18本。組み立てもネジ止めとはめ込みだけなので、割と簡単に作れそう。

ちなみに完成時の大きさは40cm(でかい…)。また、頭のラダーの向きを変えると、ムカデの進行方向を左右好きなほうに変えられるようになっています。

これは大阪大学のチームが作った、ムカデ型ロボット「i-CentiPot」を参考に作られたとのこと。タミヤのムカデロボもそれと同じように、モーターを内蔵した1つのユニットと、ギアを内蔵した他のユニットとの組み合わせになります。

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Image: TAMIYA

何気にいろんな遊び方が可能になっており、たとえば胴節の数を減らしてみたり、脚の向きを逆にしてみたり、脚をなくして胴体だけでヘビのように動かす、なんてことも。そして胴節はその他の工作キットにも動力伝達パーツとして流用ができ、さらにはミニ四駆のシャフトとタイヤを合体させ、ムカデ型18輪駆動車を生み出すこともできちゃうんです。

Video: TAMIYAINC/YouTube

脚だろうがタイヤだろうが、凸凹の道なき道を走破する姿は「将来、救助や偵察ロボットとしていけるんじゃ?」なんて思ってしまいますね。

「ムカデロボット工作セット」は税込み3,456円、Amazon.co.jpでは公開時点で税込み2,625円です。小型カメラを載せてみたり、お母さんをビックリさせてみたり、アレコレ遊んでみてはいかがでしょうか? その際は、くれぐれも踏み潰されないように……。


Image: YouTube
Source: タミヤ(1, 2), YouTube(1, 2), Japan Trend Shop
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(岡本玄介)