部屋に植物が一つあるだけで、空間のポイントになるだけでなく、目に入るとほっと一息つける癒しになります。観葉植物を育てている方はたくさんいらっしゃると思いますが、うっかり水やりを忘れて、枯らしてしまったなんて覚えもあるのではないでしょうか。
そこで、水やりのタイミングを知らせてくれるアイテムをご紹介します。
土に挿すだけで土の乾湿を判断
キャビノチェの水やりチェッカー『SUStee(サスティー)』は、土に挿しておくと濡れているか乾いているかを「色の変化」で知ることができるツール。今回、ご提供をいただきました。
どのような仕組みなのか
ペン状の筒の中に、吸水すると色が変わる「ろ紙」のようなものが入っていて、これがチェッカーとなります。
筒に穴があけられている部分から「ろ紙」と土が接触することで、土の中に含まれる水が吸われるという仕組み。
実際に使ってみました
家の中心のリビングに置かれている「フィカス・ウンベラータ」。風水でもよく取り上げられ、ライフスタイル系の雑誌でもおなじみのポピュラーな観葉植物です。家にあるという方も多いことでしょう。
私は5年以上育てていますが、つい水をやりすぎて下の皿からあふれさせてしまうのが悩み。
『サスティー』の使い方
使い方は上の写真のように、『サスティー』を植物の根元の近くに挿します。本体の真ん中ほどの位置に書かれた、白いマークくらいの深さまで土に押し込みます。
水をやるとチェッカーの色が白色から青色に変化。
ただし、チェッカーが水を吸い上げる時間が必要なので、色は徐々に変わります。一気に水をやらないようにしましょう。様子を見つつ、つぎたすようにゆっくり水を注ぐのがポイント。
じつは色が変わらないからと油断して一気に注ぎ、下皿から水があふれそうになって慌てました(今回はあふれさせずにすみましたが)。
数日間、観察してみました
水が十分に土の中にあると青色に。
水が土からなくなるにつれ、だんだんと色が薄くなっていきます。元の白い色に戻ったら、土が乾いたサイン。
白くなった=水やりのタイミング?
土が乾いたら水をやらなければならない植物の場合、白くなったときがそのまま水やりのタイミングだとわかるので、とても便利だと思いました。
とはいえ、植物によって性質はさまざまです。たとえばウンベラータの場合は、夏はそれでかまいませんが、寒くなったら水やりを控えめにした方がいいという特徴があります。平均気温が15℃以下になったら、土が乾いてから数日あけて水をやると耐寒性があがるからです。
というわけで、すべての植物においてチェッカーが白くなったら水をやるもの、と思わない方が良いです。
でも、きちんと自分の持っている植物の性質を知っておいたうえで『サスティー』を使えば、より適切な水やりが可能になります。水のやり忘れだけでなく、水のやりすぎを防ぐという活用もできます。
土を指で触らないので衛生的
それに、いちいち指を土につっこまなくても濡れているか判断できるのは、楽ですし衛生的です。実際、たった3日で色が白く戻ったため、今回『サスティー』を使用したことで、思っていた以上にすぐに土が乾いてしまっていたことがわかりました。
植物をより身近に感じるように
やはり植物は生き物なので、機械的にツールに頼らず、それぞれの個性を知りつつ、葉っぱなどの状態を見ながら付き合っていくのは前提だと思います。でも、土の中という見えない部分が可視化できるようになり、チェッカーがふとしたときに目に入るので、より植物を意識して、身近に感じるようになりました。
『サスティー』は電池や充電も必要ありませんし、土だけでなく、ハイドロカルチャーにも使用することができます。
サイズは鉢のサイズに合わせて、S「片手で持てる鉢用」、M「両手で持てる鉢用」(今回使用したもの)、L「持ち上げるのに大きな力が必要な鉢用」の3種類があります。
Amazon.co.jpで購入できますが、交換用のリフィルだけ追加で買うことも可能です。
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Photo: 今井麻裕美