その質問なら、AIがお答えします。KDDIが企業向けにAIチャットボットサービスを提供

  • author 小暮ひさのり
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その質問なら、AIがお答えします。KDDIが企業向けにAIチャットボットサービスを提供
Image: Power best/Shutterstock.com

AIのおかげで仕事に集中できる。

そんなサービスがスタートしています。KDDIは、法人むけに人工知能 (AI)を活用して社内の問い合わせ業務を効率化するチャットボットProactive AI with KDDI」の提供を開始しました。このAIチャットボットを利用することで、部署間の疑問や質問への対応を効率化できるとしています。

企業の規模が大きくなると、どうしても自分の部署だけではわからない「これどうなってんの?」という疑問・質問が増えてきます。こういった時にいちいち電話やメールを用いると、電話に出るのもメールを返すのも手間になりますし、お互いの時間が無駄に消費されていきますよね…。

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Image: KDDI株式会社

いっぽう、AIを利用したチャットボットを導入すれば、よくある問い合わせに関してチャットボットが24時間自動応答を行なってくれるとのこと(この図では担当者が24時間働かされているような構図になっていますけど…)。質問する側もすばやく返答がもらえて、質問された側も対応時間を割かれなくていい。うん、ナイスなカイゼン。

また、「Proactive AI with KDDI」は、ビジネス版LINE「LINE WORKS with KDDI」に対応しているため、外出先からの問い合わせにも対応してくれます。社内の問い合わせ業務だけでなく、ウェブサイトでの顧客対応などにも応用できるようですよ。個人的には「賢くて役立つりんな」をイメージしました。

こうしてテクノロジーを活用して、無駄業務をどんどん削減できる試みが生まれ育っていくってのは期待感がありますね〜。

…まぁ、その前のレイヤーとして、社内の問い合わせにわざわざメールや電話を使うっていう文化自体をなんとかしたほうがいい!っていう意見も聞こえてきそうだけどね。

小規模〜中規模だと「Slack」なり「Chatwork」を活用しているって話も聞きます。でも企業規模が大きくなると、それら外部サービスを導入するのも、また難しいのかもしれません。

何が最適な答えなのか?はまだわからないけど、こうしたAIの活用によって、僕らの仕事が楽になる未来は見え始めています。

3月14日(木)3時54分追記

KDDIより、2019年3月15日(金)からサービス名が「Proactive AI with KDDI」から「スグレス with KDDI」に変更となると案内がありましたので、追記いたします。


Source: KDDI