月額制アプリの流行は、偶然じゃなかった? Appleはアプリ開発者にサブスクモデルを促進していたとの報道

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  • author ヤマダユウス型
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月額制アプリの流行は、偶然じゃなかった? Appleはアプリ開発者にサブスクモデルを促進していたとの報道
Image: Justin Sullivan/Getty Images News/ゲッティ イメージズ

Win-Winならいいのよ、なんでも。

最近App Storeを見ていて、買い切りではない月額制サブスクリプション型のアプリが増えてきたなーと思ってたんです。でも、どうやらこの流行りは偶然ではなかったかもしれません。

シークレット会議を開催していた

Business Insiderによると、Apple(アップル)は2017年の4月に秘密の開発者会議をニューヨークで開催していたとのこと。その会議は、アプリのモデルが変化していることについて開発者に報せるためでした。

会議にてAppleの開発者たちは、最初だけ金額支払うワンタイムセールスではなくサブスクリプションによる収益の継続化の必要性を語ったと言われています。その結果か、2017年四半期決算のサブスクによる収益は3億ドルを超えました。実際、多くのアプリがサブスクモデルに切り替わっているようです。

会議に出席したメーカーの具体的な名前は明らかになっていません。2016年に改定されたAppleのサブスクリプションモデルは、はじめの一年はサブスクリプション価格の30%をAppleが受け取り、2年目には15%になって開発者へのリターンが増えるようになっています。長期的に見れば、というヤツです。

良いアプリはどんどんサブスクへ?

このトレンドも、ユーザーのサブスク慣れというか、NetflixやSpotifyなどでサブスクリプションサービスのうま味を知ったゆえなのかなぁと。僕の好きな制作アプリ「Cinemagraph Pro」も買い切りからサブスク型になってたし、やっぱりアプリのDL自体が無料であることのフックはデカいのか。

現在のAppStoreには、約3万のサブスクベースアプリがあるとのこと。そういえばAdobeもCreative Cloudでサブスク型に移行しましたし、良いアプリ=定期的に改良される=サブスクっていう傾向はますます増えていくかもしれませんね。昔の携帯プランみたいに月額モノばっかりになるのも先祖返り感ですけど。

Source: Business Insider via Apple Insider