これは体に悪い。
50年代にルーマニアの修道院で自殺したシスターの謎を解き明かすために調査にやってきた神父と見習いシスターが「悪魔のシスター・ヴァラク」と対峙することとなる『死霊館』シリーズ最新作『死霊館のシスター(原題:The Nun)』。この広告が、先日YouTubeに登場したのですが、とんでもなく怖いために取り下げられる事態に!
さて、一体どんな広告だったのでしょうか…? 広告としてはもう流れませんがYouTubeにアップされていたのでココからジャンプしてみてください。くれぐれも自己責任で!
怖くて見に行けない、という人のためにさらっと説明しましょう。問題の広告は6秒程度のもの。真っ暗な画面で音量を調節するアイコンが表示されます。それを見ているとヴァラクの顔がジャンプスケア。これだけ。
昔流行った目玉ひんむいた女の顔が突然出てきてぎゃーっとなるやつと同じです。心臓に悪いったらありゃしない。
さて、この広告の餌食になってしまった人が次のようなツイートをしたんです。
IF I SEE THE NUN TRAILER POP UP AS ANOTHER AD WHEN IM WATCHING YOUTUBE IMMA THROW HANDS. IM TIRED OF GETTING SCARED IN THE MIDDLE OF A JAMES CHARLES VIDEO
— emy moore (@emy_mooree) August 11, 2018
「もし『死霊館のシスター』のポップアップ広告が違う広告のフリして出てきたら完全降伏する。JAMES CHARLES(人気ユーチューバー)の動画の途中でビビらせられるのにはウンザリ!」
IM LITERALLY SHAKING AND TEARING UP RIGHT NOW I JUST WANTED TO PLAY EPIPHANY BUT WHY DID YOUTUBE GAVE ME A FUCKING THE NUN JUSMPSCARE AS AN AD AT 5 FUCKING AM
— -`, roshan ,´- (@peachsandcream_) August 11, 2018
「マジで震えてるし涙目なんだけど! Epiphanyをプレイしたかっただけなのに、YouTubeが『死霊館のシスター』のジャンプスケア広告を流したのよ! 午前5時に‼︎」
そして怖すぎるから注意するようにというツイートが、火曜日の朝の時点で10万リツイートされ、YouTubeが「(あの広告は)ショッキングなコンテンツのポリシーに引っかかるとして、今後広告としては載せません」とコメントし、広告を取り下げる事態に発展したわけです。
YouTubeの親会社であるGoogleは広告のポリシーで、ショッキングなコンテンツを禁止しています。具体的には、犯罪現場の写真や処刑動画といった暴力的であったり残酷や過激な映像、また視聴者を病気にさせたり、陰謀に巻き込むといった危険性を孕んでいたり、驚かせたり怖がらせたりする映像が該当します。
もちろん、ここに挙げられている禁止広告はリアルな生活におけるホラーであって、フィクションであるホラー映画の広告は該当しません。しかし、今回のようにあまりにもひどい場合はポリシーに反すると判断されるみたいですね。
それにしても、「怖い怖い」と言われると見て見たくなるのが人間の性。トレーラーを見る限り本編もしっかり怖いツボを抑えていそうだし、なにより『死霊館エンフィールド事件』の鍵を握るヴァラクがどんな過去をもっているのか気になりすぎる!
『死霊館のシスター』は9月21日公開予定。ぜひ大画面で恐怖を体験しましょう。