あなたは10年前、何をしていましたか? そして、10年後に何をしていると思いますか?

ライフハッカー[日本版]は、2008年7月14日に生まれました(メディアロゴのところに花火が打ち上がるようになっているのにお気づきいただけましたか?)。この10年の間に、日本でiPhoneが発売され、リーマンショックが起き、そして東日本大震災が起きました。

「平成最後の◯◯」なんてワードがバズになる今日この頃ですが、平成だけでなく昭和も、ゼロ年代だけでなく20世紀も、まとめて過去になる節目の年として2018年はのちのち振り返られるような気さえしています。

だから、ぼくたちライフハッカー[日本版]編集部は、10周年を記念した特集「PAST ←→ FUTURE」をスタートします。

この特集タイトルには、10年を振り返るだけでなく、10年後をうらなうという意味を込めました。普段は、現在の仕事や生活をより良くするためのアイデアを発信することに腐心しているわれわれですが、一足飛びに10年後までを見据えた特集をすることにしました。というのも、数歩先の未来について考えることはあっても、10年後まで考えることは読者のみなさんもあまり多くないのでは?と思うからです。

10年後は2028年。レイ・カーツワイルが、コンピュータの知能が人間を超える「プレ・シンギュラリティ」が到来すると予測するのが2029年。予測が的中すれば、まさに2028年はそれに直面しようとしている頃です。

シンギュラリティをポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかは、是々非々で議論すべきところですが、その到来をまったく無視して過ごすというのもナンセンス。むしろ、人口減少が加速していく日本では、コンピューティングの力をどう活かしていくのかが問われていくはずです。

特集では、ベストセラー「未来の年表」シリーズの著者・河合雅司さん、ジャーナリスト・評論家・コメンテーターとして活躍する佐々木俊尚さん、シーマンの開発で知られる斎藤由多加さん、外食をとりまく状況を変えようとしている“海賊シェフ”鳥羽周作さんら、10年後の展望を聞くにふさわしい方々へのインタビューに加え、各ジャンルの専門家や先駆者に「食」「睡眠」「お金」「通勤」などの未来を取材した様子をまとめていきます。

また、歴代編集長による振り返り企画、学び特集でもコラボした未来予報株式会社と考える「働き方」「暮らし方」なども展開予定。ぜひご期待ください!

なお、10周年記念特集と時を同じくして公開予定だったサイトリニューアルですが、よりよいものにすべく、鋭意製作中です。こちらはもうしばらくお待ちくださいませ。


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