ソーシャルメディアがむしろ孤独感を与えているという研究結果がありますが、友だちがそれほど多くないというのは、まったく正常で健康的なことなのです。
「友だちが何人いれば満ち足りるのか」を調べた研究はたくさんありますが、米メディア「Atlantic」がこちらの記事で、そうした研究結果をまとめながら、友だちの作り方をステップ・バイ・ステップで解説しています。
また、生きていくのに本当に必要な、信頼できる友だちの数は3人から5人であるという研究もあります。しかし、多くの人はそれ以上を求めます。
まずは知り合いを増やす
Atlanticでは、親友の数を増やすよりも、それほど重要とは思えないかもしれないが、なにかにつけて自分を助けてくれる人びと、すなわち「知り合い」の数を増やすほうが重要だと説明しています。
入院のお見舞いに来てくれる人の数はそれほどではないとしても、お互いをある程度知っているという「知り合い」のネットワークを持つことは、親友を持つことと同じくらい大切なことなのです。
私たちが実生活で持っている「ソーシャルネットワーク」は、だいたい250人から500人程度ですが、このネットワークは決しておろそかにしていいものではありません。
毎朝顔を合わすバリスタには、セラピーで最近あった大きな変化のことを打ち明けたりはできないでしょうが(万が一話すならチップをたくさん払うこと)、心地よいコミュニケーションが1つあるかないかで、1日の気分が大きく変わってしまうのもまた事実なのです。
特別な友人もまず知り合いから
人生の大部分は、職場の同僚、近隣の住人、教会やバスケットボールの試合で顔を合わせる知り合いとともに過ごすことになります。
こうした知り合いを友好的かつ敬意をもって扱うことで、大きなコミュニティーに属している感覚が得られ、つながりに対する必要性を満たすことができます。
そして、そうした知り合いの中から、あなたにとっての特別な5人になる人が生まれるかもしれません。
カンザス大学で最近行われた研究により、知り合いからカジュアルな友だちになるまでには50時間、そこから「本当の」友だちになるにはさらに40時間、そして、親友になるためにはトータル200時間を共に過ごす必要があることがわかりました。
バスケットボールの試合を何十回もこなさなければなりませんが、その価値は十分にあるでしょう。
Image: Elevate/Pexels
Source: Atlantic
Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文]