マシーンというよりカラクリ仕掛け。
世界中の人々に愛されるコーヒー。お湯を注いで室内に広がる香りもまた至福なんですよね。でも最初はコーヒー豆の粉を蒸らさないといけないし、ひとり分のお湯を沸かして淹れるのはちょっと面倒。特にそれが毎日だったりするとなおさらかと思います。
普通のコーヒーメーカーをお持ちの方々もおられると思いますが、そこはやっぱりお湯を回しながらゆっくり淹れる、ハンドドリップがイイなぁなんて感じている人も多かろうと。
そこでSaint Anthony Industries社が、限りなくハンドドリップに近い淹れ方でコーヒーを作る機械「The AUTOMATICA」を作りました。
機能はとてもシンプルです。お湯を沸かし、ポットが傾き、カップが回転する。ただそれだけ。でもいつまででも眺めていられそうですよね。
人間がすることはポットに水を入れ、フィルターにコーヒーを用意しスイッチを入れるだけ。簡単そうなメカニズムに見えても、開発には18カ月を要しました。
かつてもコーヒーメーカーのoceanrichが、同じコンセプトの製品を生み出したことがありましたが…これくらいのことですら機械にやらせようとする強いパッションを感じますね。自動でコーヒーを淹れるのに、人間臭さを追求している点もまた然り。コーヒーを淹れる時間に何を想うか? それが人間を人間たるものにしている気がします。
今ならKICKSTARTERにて、早期便の450ドル(約5万円)で白か黒のボディーの「The AUTOMATICA」が手に入るチャンス。コーヒーメーカーとしてはお高いですが、そこに価値を見出すかどうかは、アナタ次第です。
Source: YouTube, KICKSTARTER