ぶっちゃけ、aptX HDよりも求めている人が多い気がしてる。
完全ワイヤレスイヤホンが普及しつつある昨今ですが、環境によって音が切れやすいというトラブルが続出しています。製品によってはコンビニの自動ドアに近づくたびにブツブツと切れちゃったりしてストレスMAX。同じメーカーの他の製品まで憎く思えてきちゃうほどです。
その対策となればいいな、と願ってしまうのが、Qualcomm(クアルコム)が発表した新しいオーディオコーデックの「aptX Adaptive」。通信の堅牢性、高音質、低レイテンシという特徴を持ち、ワイヤレスイヤホンの音切れだけではなく、高精細なサウンド再生も可能で、ゲームプレイ時の音のズレも少ないという、Bluetoothオーディオに求められるすべての要素を実現してくれるかのような存在です。
いや、でも、そんなにウマい話ってないんじゃないかなあ…。
調べてみると、aptX Adaptiveは可変ビットレートを採用しているみたいですね。高音質重視のときは高ビットレートで伝送し、通信安定性を重視するときは低ビットレートに変える(多分低遅延重視のときも低ビットレートになる)のが特徴となる様子。
相反する性能を両立させるのではなく、特定の性能を引き出すために状況に応じてチューニングを変えるというのは、なるほど理にかなっています。ユーザー側が自由に設定できるのかどうかはまだ不明ですが、自分で選べるようになるといいですね。
Source: Qualcomm