アナタなら何語で“おっけー・ぐーぐる”と話しかけますか?
今のところ、Google(グーグル)のスマートスピーカー「Googleアシスタント」は10カ国語以上をサポートしていますが、年末までには30カ国語にまで増やしたいと考えているそうです。そんなに優秀なのにも関わらず、一度に使える言語はひとつのみだったんですよねぇ。
でもこれからは、2カ国語が同時に使えるバイリンガルへと変わりました。
選択肢は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語と日本語。これらの中から2種類を選択して、同時に認識できるようになるわけです。
現時点では6カ国語だけですが、Google(グーグル)は来月言語を増やすとのこと。これでイチイチ設定を変えずとも、ふたつまでなら言語をそのままで会話ができるのです。AndroidやiOSのGoogleアプリでもすでに利用できるようになっていることが確認できました。
これならインターナショナルな職場でも使えますし、国際結婚したご家庭でも威力を発揮。多言語な環境にいる子供たちは、意識せずに言語をチャンポンするので、この2カ国語サポートも自然に使いこなせてしまうことでしょう。もちろん、英語など語学教育に力を入れているご家庭でもオススメかと思います。
最終ゴールはマルチリンガル
Googleの最終的な目標は、どの言語でも設定なしにマルチリンガル化させること。それでこそスマートスピーカーだって感じですが、Google AI Blogではエンジニアがその難しさを語っています。タイピングされたテキストならまだしも、多言語の話し言葉を認識するのはかなり難しいようなんですよね。とはいえバイリンガル化は、トライリンガル化への第一歩。徐々に増やせばいいと思います。
ちなみに米GizmodoのRutherford記者は、個人的に中国語の学習にも利用したいと考えているそうな。でも中国語のサポートはまだ発表がないようです。Googleが中国から撤退した経緯も考えると、プライオリティーは低いのかなぁ…? でも世界中にいる中国系のユーザーも多かろうと思うので、いずれにせよサポートはされるでしょうね。
Source: Google AI Blog