一刻もはやく。
現在も続くカリフォルニア史上最大級の山火事を鎮めるため、アメリカのみならず海外からの消防士たちも消火活動にあたっています。
放水することしか頭にない一部の政治家たちに反し、これほど大規模な火事は川の水を使うだけでは太刀打ちできません。では、深刻な問題となった山火事を消すために、消防隊は何を使ってどんなことをしているのか?
人海戦術やテクノロジーを用いる消火活動についてBrian Kahn記者が動画にまとめてくれました。
国立省庁合同消防センターによれば、現在、2万700人以上の人々がアメリカ国内の火事と戦っています。その数には消防士だけでなく、空中消火機のパイロット、天気を追う気象学者、そして消防隊宿営地のポータブルシャワー用に水を確保しておく物流の専門家などが含まれています。さらにはオーストラリアとニュージーランドからの消防士たちも駆けつけました。命や財産、そして森林を守るための炎との闘いは、多大なチームワークが重要であることが強調されています。
山火事と闘うために使われる手法はそれぞれ異なります。最前線では炎を消すためこれまでと同じ道具が使われますが、それに加えて空中のドローンが動く機会も増えました。それと同様に、レンジャーとボランティアが火に目を光らせるために重要な見櫓も、落雷を察知できる衛星に取って代わられるようになりました。まさにローテクとハイテクを総動員しての活動です。
火事になりやすい地域に住む人が増えたり、気候変動によって大規模な火事の頻度が増えるなかで、こういった消防隊やテクノロジーが力を合わせることはますます大事になってきます。オーストラリアやニュージーランドからの人員増加が難しくなり、山火事への予算が厄介なことになっていますが、今も危機は深まるばかりです。
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