混み合ったエコノミークラスで10時間以上の長旅をするはめになりそうな人は、セキュリティゲートで取り上げられる心配のない機内用快適グッズがあることを覚えておきましょう。

少しばかりの事前準備と荷造りによって、飛行機でも最悪の区画を、ほんの少しはマシになります。

今はその価値がわからないかもしれませんが、イワシの缶詰のような状態で6時間ほど上空に留め置かれたら、もっと準備しておけばよかったと後悔することでしょう。それでは、エコノミークラスをぐっと快適にする方法をご紹介しましょう。

1. 快適な重ね着で、室温に合わせた服装に

毛布を借りられる便もありますが、格安航空便のエコノミークラスでは貸してもらえないのが普通です。

ライターのAriana Arghandewalさんは「Flyertalk」の記事で、機内はたいていの場合ひどく寒いので、太陽あふれる土地に向かっていたとしても、搭乗の際には冬用のジャケットを準備することを勧めていました

一般的に、長時間飛行する際には、快適な重ね着を選ぶと、さまざまな温度に合わせて服装を変えられるのでいいでしょう。

貴重な機内持ち込みスペースに自前の毛布を詰め込みたくない場合、ジャケットは賢い選択ですが、毛布のほうが、飛行機を降りるときにしまいやすいかもしれません。

それに、デパートで自ら選んだ毛布のほうが、数千マイル上昇した機内で有料で借りる薄い毛布よりも、おそらく暖かい(かつ清潔)でしょう。

2. 枕を持ち込む

毛布の相棒と言えば、なんと言っても枕ではないでしょうか。選択肢はいくつかあります。「Skyscanner」は、機内持ち込みスペースを考えて、膨らませる方式の枕を勧めています。

首を支えてくれる枕だけでなく、腰に問題を抱えている人向けの、腰をよりしっかり支えてくれる枕もあります。いま腰が痛くなくても、14時間飛行した後には痛くなっているかもしれません。

Arghandewalさんは、以下のような「寝る姿勢」も教えてくれました。筆者には想像もできませんが、あなたならできるかもしれません。

前にある座席の下に、固い面を持つ物を差し込んで、腰の後ろに枕を置き、体を斜めにずらします。そうすれば、脚を伸ばすことができ、まっすぐ座った姿勢で眠る必要はなくなります。

この態勢には、枕が少なくとも1つは必要ですね。

3. 身だしなみキット

どこかの時点で、あなたはきっと歯を磨きたくなるでしょう。Arghandewalさんは、ちょっとした旅行用セットを荷物に入れておくことを勧めています。

「歯ブラシ、歯磨き粉、デンタルフロス、消臭剤、保湿クリーム、靴下」の6点だそうですが、「Skyscanner」は、「フェイス・スプレー、目元用ジェル、疲れ目用目薬、保湿クリーム、リップクリーム、クレンジングシート」も勧めています。これではまるでまるで、洗面所の棚に入っている物をすべて揃えたみたいですね!

上に挙げたたくさんのアイテムの代わりになり、荷造りの時にほとんど場所を取らないのが、使い捨てのフェイスマスクです(ただし、隣に座る乗客の前でパックをしても気にならない場合に限ります)。

フェイスマスクは、到着時に肌をしっとりと保ってくれますし、飛行時間の5~10分をつぶしてくれます。たぶん、おしゃべりしたい気分の時には、会話のきっかけにもなるでしょう。

4. 眠れるようにする準備

飛行中に眠れるようにと、自分をわざと疲れさせるのはやめましょう。

なぜなら、うまく眠れなかった場合、機嫌が悪くなってしまうからです。眠れない時は仕方ありません。できるだけ体調を整えるようにしましょう。

枕や毛布とともに、耳栓かヘッドホン、そして光をさえぎるためのアイマスクを入れておきましょう。少なくとも、寝支度を整えたあなたに、お茶の成分入りフェイスマスクをした奇妙な人が話しかけてくることはないでしょう。

5. アップグレードを利用する

おもしろいことに、Arghandewalさんも「Skyscanner」も、アップグレードを勝ち取って、地獄のエコノミークラスから脱出するよう勧めています。

Arghandewalさんは、空港でアップグレードすれば、費用は300ドルまで下がる可能性があると主張しています。

私には高いように思えますが、それだけの価値はあるのかもしれません。特に、大事な身だしなみセットを入れ忘れた場合には。


Image: Pexels

Source: Flyertalk

Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文