もらい事故によって、Appleが自動運転車をテストしていることが明らかに

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  • author 塚本直樹
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もらい事故によって、Appleが自動運転車をテストしていることが明らかに
Image: Grzegorz Czapski/Shutterstock.com

思わぬ形で表に出ました。

Apple(アップル)の自動運転は、2017年にカルフォルニア州でのテストドライブの認可を取得。また、これまで何度かテスト用の車両が目撃されていたため、公道で実験を行なっていることが囁かれていました。そんななか一般車両からの衝突事故という思わぬ形で、Appleの自動運転車が表舞台に登場することになりました。

自動運転モードのApple車両追突

カリフォルニア車両管理局の報告によれば、特殊センサーを搭載したSUV「レクサス RX450h」は、時速1マイル(約1.6km)という低速での走行中、大通りに合流する際に、時速15マイル(約24km)で走行していた「日産 リーフ」に追突されています。Appleの自動運転者には人が乗っていましたが、このときは自動運転モードで走行していました。

この事故により、Apple車両はリア側、一般車両はフロント側を損傷。両車、乗っていた人には怪我がなかったのは不幸中の幸いでしょう。

自動と手動が共存するのは難しい?

なお興味深いことに海外テックサイトのThe Vergeによれば、自動運転車による事故の多くが一般車両からの「追突事故」なんだそうです。このことは、自動運転車の運転には人の運転とは異なる「癖」があることが予想されています。その車がどう運転をこなすか重視される自動運転ですが、他の運転者へ恐怖感を煽るとなると、また別の課題が見えてきそうですね。

Appleの自動運転プロジェクトは車両を増やしつつ、ますます増強されています。その将来的な目標はまだわかりませんが、The New York Timesによればフォルクスワーゲンと共同でシャトルバスを開発しているとのも。また著名アナリストによれば、Apple製の車両が2023〜2025年に登場するとの情報もありますね。

自動運転車はこれからの発展が楽しみな技術。ここは焦らず、進展を見守りたいものです。

Source: DMV.ca.gov, The Verge