環境には優しいFacebook、2020年までに全データセンターの100%再生可能エネルギー運用を目指す

  • author Brian Kahn - Gizmodo Earther
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環境には優しいFacebook、2020年までに全データセンターの100%再生可能エネルギー運用を目指す
Image: Facebook

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Facebook(フェイスブック)といえば、最近プラットフォーム上のコンテンツのクリーン化に全力を注いでいますが、なかなか成果が現れていない状態。しかし、プラットフォーム運用のためのデータセンターは、どんどんクリーン化が進んでいます。今回Facebookは、データセンター運用での再生可能エネルギー100%使用と、温室効果ガスの排出量75%減少を2020年までに実現する計画を発表しました。

毎日、膨大な量のデータが世界中からポストされるFacebook。24時間365日稼働しつづけるデータセンターの電力消費量は、そりゃ相当のものです。Facebook全体での2017年の電力使用量は、246万メガワット時。これは、アメリカの一般家庭34万2000世帯1年間の電力消費量に値します。また、このうち95%はデータセンターでの消費とのこと。

Facebookは以前から太陽発電、風力発電などの再生可能エネルギープロジェクトを推し進めており、担当者いわく2017年は社内51%のエネルギーを再生可能エネルギーでまかなったそう。2018年のゴールが再生可能エネルギー運用率50%なので、すでに目標を超えています。

再生可能エネルギーでの運用率を高めるための鍵が、オレゴン州にある巨大データセンター。現在、オレゴン州&ユタ州で、6つの再生可能エネルギープロジェクトが進んでおり、完成すればさらに企業のエコ率がアップします。

100%再生可能エネルギー運用を達成しても、それがゴールなわけではありません。次に、炭素汚染問題がありますから。2017年に、Facebookが排出した二酸化炭素量は97万9000メガトン。これは、21万3000台の車からの排出量と同じです。先の目標として、社員の通勤、出張、新たな自社ビル建設などの点から、会社全体のカーボンフットプリントをより減らす努力をすることになるのでしょう。Facebookがクリーンエネルギーに取り組む姿勢は、誰よりも真面目です。

Source: Facebook(1, 2