ライフハッカー[日本版]も開設から祝10周年!
そこで、これまでの歩みを2008〜2017年にかけて1年ずつ振り返っていくのが本企画です。
2012年は、東京で大型の商業施設がふたつもオープン。
渋谷ヒカリエと東京スカイツリー…って、この2つが同年といわれても、もっと昔からあったような気がしてしまう…早いような遠いような、うーん。
ロンドン五輪で史上最多のメダルを獲得したり、「iPS細胞」でノーベル生理学・医学賞を京都大学の山中伸弥教授が受賞したりと、嬉しいニュースも多かったのがこの年。
トラベルハックに欠かせないLCCが本格的始動
その影で見逃せないのは、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパンが初就航だったんです。今や、トラベルハックに欠かせない存在となりつつあるLCCの本格的な胎動を感じられる年といえましょう。
また、食で注目を浴びたのはこれ。
万能調味料・塩麹。
一時のブームは過ぎ去ってしまいましたが、便秘予防や疲労回復効果がある調味料として注目されました。
プロダクトでは、Microsoft Windows 8がリリース! ガジェットでは「Nexus 7」や「iPad mini」といった小型アイテムにも目を惹かれましたね。
とはいえ、ライフハッカー的に注目を集めたのは、まさに語源となった「ハッキング」に関するようなニュースでした。
2012年、ライフハッカーで読まれた記事BEST10
1. 10/1施行。30秒で分かる「違法ダウンロード刑罰化でできなくなること・変わらないこと」(※追記)
2. ソーシャルメディア依存から脱するカギは、自分だけの幸せや生き方を持つこと
4. 採用面接での「何か質問はありますか?」をチャンスに変える5つの質問例
5. 「怒鳴っても人間は変わらない!」史上最悪の工場を変えたシンプルな教え
6. QRコードを「ただ読み取るなら」無料iPhoneアプリ『Scan』
施行直前の2日前に配信した、いわゆる「違法ダウンロード」に対する刑事罰化のニュースが瞬間最大風速的にページビューをかっさらっていきました。
そして、2位は「FOMO(Fear of Missing Out)」と呼ばれる「ソーシャルメディア依存症」を取り上げた記事。
Twitterとアメリカ大統領選挙の組み合わせが大きな渦を生む一方で、この日本でも弊害を少しずつ感じ始める人がいて…という世相が見えるようです。
2012年の流行語
ところで、この年の流行語覚えていますか?
年間大賞は、デニムベスト姿で一世風靡した、スギちゃんの「ワイルドだろぉ」でした。懐かしいですね。
その他、最初にも紹介した「iPS細胞」「LCC」や「終活」「爆弾低気圧」もトップテン入りしました。
余談ですが、筆者はこの2012年当時、ライフハッカー[日本版]の編集部員でした。この年を契機に、メディアとして明確に「ビジネスパーソンに寄り添う方針」を打ち出していった初年度だったと記憶しています。
そんな中で送り出した、5位のアメリカ自動車業界を例にとった翻訳記事は、今読んでも色あせない気づきがあることに驚きます。