将来のApple Watchは常時点灯&スムーズな表示? 新特許が判明

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  • author 塚本直樹
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将来のApple Watchは常時点灯&スムーズな表示? 新特許が判明
Image: Canadapanda/Shutterstock

いまでも結構キレイですけどね。

毎年進化を続ける「Apple Watch」。今年の9月のイベントでも、きっと新モデルが登場することでしょう。そんな新モデルかあるいは将来の製品にちょっと関係するかもしれない、画面表示のスムーズ化技術や焼付き防止に関する特許が、Apple(アップル)から出願されていました。

アンチエイリアスでスムーズ表示

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Image: Patently Apple

まずPatently Appleが発見したのは、カーブディスプレイにおける画面表示の改善に関する特許です。このような曲面のあるディスプレイでは、搭載されるピクセル(画素) がギザギザに配置され、なめらかな表示に支障が生じることが想定されます。

そこでアップルの特許では、ソフトウェアではなくハードウェアベースによる「アンチエイリアス」をかけます。このアンチエイリアスとは画像や文字のギザギザをなくす技術で、これにより曲面が目立つスマートウォッチのディスプレイでもなめらかな表示が実現できるのです。

焼付き防止と常時点灯も考慮に?

AppleはApple Watchに関するその他の特許も出願しています。こちらは有機ELディスプレイの焼き付きを防止するための技術で、具体的にはディスプレイの特定エリアの明るさと色を自動で調整するアイデアが紹介されています。

さらに、この技術はApple Watchの常時点灯を可能にするかもしれません。現在Apple Watchは腕につけている状態では画面が常時点灯せず、腕の動作を感知してONになります。しかし時間だけでも常時表示してくれれば、より普通の腕時計らしく使えることでしょう。

今回の2つの特許の技術が、実際の製品に反映されるかどうかは不明です。しかし常時点灯はこれまでも多くのユーザーが望んでいた機能ですし、ぜひ実現して欲しいものです。

Source: Patently Apple via 9to5Mac