会ったばかりの人の名前を忘れることがよくありますか?
そういう人は、きまりの悪い思いをしたことが何度もあるでしょうし、社交をするのが不安にもなります。「Psychology Today」では、名前を覚えるというのは大きな違いを生むスキルだと言っています。
中高年の約85%が、このような記憶に問題があってイライラしたことがあると言っていることが、研究によってわかりました。
忘れにくくなるマインドハック
ありがたいことにこの問題を解決し、今度社交の場で失敗しないようになるマインドハックがあります。
しかしその前に、なぜ人の名前を忘れてしまうのだと思いますか?
気を配っていない、もしくはまったく関心がないのかもしれませんが、主な認知的な原因は、風船のように空気が漏れていく短期記憶にあります。
この問題の解決策は、関連付けのプロセスにあります。ニューヨーク・タイムズ紙に載っていた、当時マンダリンオリエンタル香港のチーフ・コンシェルジュだったndira Punの記事から、簡単なマインドハックをいくつかご紹介しましょう。
1. 名前とその人の特徴や個性を関連付ける
脳をカメラのように使い、その人の写真と個性的な特徴をとらえます。髪型や歩き方など、名前と関連付けられそうなものなら何でもいいです(馬鹿みたいなものでも)。その人について後で知った情報も、名前に関連付けていいです。
2. 会話中に名前を呼んで脳に刻みつける
会話の中で名前を呼び、頭の中で名前を繰り返すことで、最初にやった関連付けを強化します。Punは、最初のやりとりの中で2〜3回名前を呼ぶのをすすめています。「自分の名前を呼ばれるのが嫌いな人はいない」とPunは言います。
名前を思い出す練習を今すぐやってみる
このアドバイスが有効かどうかを確かめる一番簡単な方法は、今すぐ試してみることです。未読の小説を選び、上記の2つのマインドハックを使って、名前を覚えられるか試してみましょう。もしくは、今度社交の場に行った時に試してみてください。
名前を覚えるのにアプリに頼るのはやめましょう。アプリは自分が忘れっぽいことの言い訳になります。また、実際に誰かとばったり会った時に、いきなりスマホをごそごそと探し回るわけにはいきません。
Image: WAYHOME studio/Shutterstock.com
Source: Psychology Today, The New York Times
Original Article: 2 Simple Mind Hacks for Remembering People's Names by MakeUseOf