物理ボタン、いいよね...。
2018年11月以降に発売が予定されている「INFOBAR xv」。9月7日に本体の塗装を行なう武蔵塗料の工場で開催された「INFOBAR xvファンミーティング」にて実機がお披露目に。今回、その会場にギズモードもお邪魔して触ってきました!
あくまで開発段階バージョンとのことですが、電源が入り、通信も行なえる状態で完成度すでに高し。デザインモック公開時もドキドキしたものですが、機能を確かめながらいじれるというのは嬉しいですね。
とはいえ恥ずかしながら画面タッチしがち。この10年でフルタッチスクリーンに慣れすぎてしまいました。失敬。
電話ファーストな携帯電話スタイル
ストレートボディに数字+αの物理ボタンが多く配置された携帯電話スタイル。2003年式の初代INFOBAR、2007年式INFOBAR 2と比べて横幅は多少増えましたが、それでもスレンダーなボディで握りやすい。だから電話がしやすいんです。ポケットから取り出しやすく、耳元にもっていきやすい形状です。
ディスプレイは3.1インチ。480x800ドットで視認性はいいですね。あと上部右側面にはストラップホールもありますよ。
ボタン配列はINFOBAR 2に準拠
入力・選択はご覧のとおり物理キーです。タッチスクリーンはありません。またキー配列はINFOBARではなく、INFOBAR 2準拠。各ボタンがフラットになっています。文字入力も懐かしの2タッチ入力(ポケベル入力) など。1文字1文字ボタンを押しながら選んでいく感覚が懐かしい。
長文はさておき、LINEでショートメッセージを送り合うような使い方であればまったく問題ありませんね。
そうそう、LINE入っています
ルックスもUIも懐かしさを感じさせるINFOBAR xvですが、その内面はガラケーではありません。スマートフォンの高機能性をもった、ガラホと呼ばれるカテゴリの製品になります。
ショートメッセージツールのLINEや+メッセージ、テザリング機能なども使えますよ。1~3の数字ボタンはショートカットボタンとしての役割もあり、長押しすると設定したアプリ・機能が1発で立ち上がります。常日頃からLINEを嗜んでいる人でも安心ですね。
Twitter、 Facebook、Instagam、YouTubeはブラウザ経由で使えるとのこと。またGmailはPCメール機能での設定が可能ですが、同期頻度は長めで、スピーディなメールのやりとりには適しません。
控えめなカメラ性能はデザイン重視だからか
カメラセンサーは約800万画素で写真画質も800万画素、動画撮影は720pまででした。背面を見ると。そこにはシンプルなカメラユニットあり。大きく、ゴツいレンズが入るとINFOBAR感が薄まりますし、デザイン優先でセンサーを選んだのでしょう。
充電時のみ機能する横位置表示
通常はどんな持ち方をしていても縦位置表示のみ。しかし卓上ホルダで横に向けての充電時のみ、横位置表示に切り替わって据え置き時計モードとなります。もしかして、ジャイロセンサーそこだけにしか使ってない!? ある意味、贅沢な作り込みといえるでしょう。
なおINFOBAR xvにはFMラジオ受信機能が備わっていますが。この充電時のスリープ状態になっても引き続きラジオの音声を流し続けてくれます。スタイリッシュなラジオをデスクに置きたい人は注目ですね。
硬くてタフかつ発色のいい塗装
携帯電話のボタンって、常日頃から手・指の摩擦にさらされるじゃないですか。そんな過酷な環境でも美しく輝き続けられるように、INFOBAR xvにはフラットかつ滑りがよくクリア層が厚く肉持ち感のあるUVコートが施されています。
メインとなる塗料とUVコート塗料は、共に埼玉県の武蔵塗料製。色数が多いから、調色にはかなりの時間がかかったとか。最初はPANTONEカラーに合わせた塗料を作り、実際に塗ってみてから、目視でチェック。しかし塗料の厚みなどから色味が変わってしまうことから、幾度となく調色を繰り返したそうです。今回のファンミーティングでは、実際の塗装作業を見れる工場見学も行なわれました。
なお特殊塗料メーカーの武蔵塗料では、仕様どおりの色を作ったとしてもそれをそのまま使うことはせず、職人の目によるチェックを繰り返して、クライアントが求める色を作り出しているんですって。KDDIとは長いおつきあいがあり、歴代モデルの数々も武蔵塗料製の塗料を使ってきたそうです。
歴代INFOBARが集まったINFOBAR xvファンミーティング
この日のメインイベントは、武蔵塗料の工場で行われたINFOBAR xvファンミーティングです。全国各地からINFOBARシリーズやau design projectに熱くて深い愛を持つみなさまが集まり、いままでのINFOBAR話やINFOBAR xvにかける期待を話し合う座談会&工場見学イベントだったんですね。
INFOBAR xvの開発に携わった方も参加しての座談会は、どのテーブルもHOT!
また参加者のみなさんが持ち寄った今までのINFOBARも並べられましたが、あ、やはりNISHIKIGOIが一番人気だったんだ。
一点もののINFOBARグッズたち①小型USB扇風機
一点もののINFOBARグッズたち②Bluetoothヘッドセット
一点もののINFOBARグッズたち③ポータブルスピーカー
ノスタルジックであり、いま見るとむしろ新しさも感じさせるINFOBAR xv。ネックストラップをつけて首から下げてアピールしたくもなるデザインが手に入るまであと数カ月です。現在予約受け付け中ですので、いち早く使いたい!という方はおはやめにどうぞ!
Source: au design project