9月13日2時より行なわれたApple Special Eventにて、新型の「iPhone XS(テンエス)」が発表されました。今回発表された3つのiPhoneの中で一番小さい5.8インチのディスプレイサイズで、見た目は前モデルのiPhone Xと似ています。しかし、より綺麗になったSuper Retinaディスプレイや、新しいボケ撮影、スマートHDR撮影など中身は着実にアップデート。そんなiPhone XS新機能や発売日、価格を一挙にまとめます。
また、iPhone XS MaxやiPhone XR、Apple Watch Series 4のまとめは各リンクからどうぞ。
予約開始日・発売日
iPhone XSの予約は9月14日(金)16:01からスタート。発売日は一週間後の9月21日(金)です。SIMフリーモデルはAppleのオンラインサイト、もしくはApple Storeアプリから予約購入が可能。またau、ドコモ、ソフトバンクのキャリア版も同時刻に予約が開始され、同日に発売されます。キャリア版は、各公式サイトまたは店舗より予約可能です。
価格
デザイン:ゴールドが追加!
iPhone XSは、同時に発表されたiPhone XS Max、iPhone XRよりも小さく、ディスプレイサイズは5.8インチ。これはiPhone Xと同じ大きさで、見た目にも大きな変化は見られません。
iPhone Xのカラバリはスペースグレイとシルバーでしたが、iPhone XSではここにゴールドが追加されます。少しブロンズっぽい色味かな? iPhone Xの時点でかなりラグジュアリーでしたが、さらに高級感のあるiPhoneに。
新機能:前モデル「iPhone X」から何が変わった?
・最大ストレージ容量は512GBへと倍増
iPhone Xでは256GBまでだったストレージ容量が512GBへ倍増。iPhone XSの高性能なカメラで写真や動画が撮り放題ですね。大量のアプリも容量を気にせずインストールできちゃいます。
・新型プロセッサ「A12 Bionic」
A12 Bionicはスマートフォンで初の7nmプロセスで製造されています。A11 Bionicよりチップ内に組み込まれているニューラルエンジンは、A11の毎秒6000億回の計算能力から毎秒5兆回の性能に進化。またISP(画像信号プロセッサ)も強化され、写真や動画の撮影処理、AR機能が大幅に進化しました。
簡単な処理を行なう4つの効率コアは、約50%の省電力化。高速な処理を行なう2つの性能コアは約40%の省電力化、15%の高速化を果たしています。また、GPUはA11の3コアから4コアに進化。これらすべてのコアを合わせるとなんと18コア(ISPのぞく)になります。
・スマートHDR&ボケ具合を変えられるように
iPhone XSより搭載されるスマートHDR機能は、4枚の連写画像を撮影し、明部と暗部が精細なディテールの写真を実現します。また、デュアルカメラを使ってボケを再現するポートレートモードでは、撮影後にボケ具合をコントロールができるようになりました。
これらの性能アップは、A12 BionicのISPとニューラルエンジンの連携によるもの。プロセッサの性能アップによってカメラ体験も新しくなりました。
一瞬を見逃さないためにゼロシャッターラグとよばれる機能も付きました。シャッターボタンを押した瞬間を捉えるために、カメラを向けている時から仮の撮影を繰り返している、といったイメージです。
・デュアルSIMに対応
2つのSIMを同時に使えるDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応しました。SIMカードを2枚挿入できるわけではなく、物理SIMとApple SIM(eSIM)の組み合わせでの対応となります。しかし、中国に限ってはデュアルSIMスロット仕様になります。
・バッテリー性能や防塵防水性能もアップ
バッテリー性能もわずかながらアップデート。iPhone XSはXと比べて30分長くもちます。またワイヤレス充電もiPhone Xより高速になりました。
防塵防水性能もiPhone XのIP67からIP68に。最大水深2mで最大30分間は耐えることができます。
最新モデル同士の比較はこちらよりご覧ください。
Source: Apple