9月13日2時より行なわれたApple Special Eventにて、新型の「Apple Watch Series 4」が発表されました。本体・ディスプレイがひと回り大きくなり、それでいてSeries 3よりも薄いデザインに。改良された心拍センサーとデジタルクラウン、新しく追加された心電図計測機能など、充実したアップデートでした。そんなApple Watch Series 4の新機能や発売日、価格を一挙にまとめます。
また、iPhone XSやiPhone XS Max、iPhone XRのまとめは各リンクからどうぞ。
予約開始日・発売日
Apple Watch Series 4の予約は9月14日(金)16:01からスタート。発売日は一週間後の9月21日(金)です。Appleのオンラインサイト 、もしくは Apple Storeアプリから予約購入が可能。また、モバイル通信に対応したGPS + Cellularモデルは、ソフトバンク、au、ドコモでも販売されます。
価格
ケースサイズ 40mm|44mm
・GPSモデル
アルミニウムケース:4万5800円〜|4万8800円〜
・GPS + Cellularモデル
アルミニウムケース:5万6800円〜|5万9800円〜
ステンレススチールケース:7万4800円〜|7万9800円〜
デザイン:はじめての大型アップデート
Apple Watch Series 4は40mmと44mmの2種類のサイズが出ました。Series 3と比べて2mmずつ本体サイズが大きくなっています。これにあわせてディスプレイサイズもそれぞれ30%以上大きくなっており、iPhone Xのような狭ベゼルで角丸なスクリーンに。
さらに本体は0.7mm薄型化をしており、2015年の初代Apple Watch以降ほとんど同じだった見た目は大きくアップデートされました。Cellularモデルをあらわすデジタルクラウンの赤いワンポイントはリング状に変わりました。Cellular機能がつかないGPSのみのモデルには黒いリングがあしらわれています。
新機能:Series 3から何が変わった?
・新しいウォッチフェイス
文字盤に配置できるウィジェット「コンプリケーション」が8個まで置けるウォッチフェイスが登場しました。これまでは多くても6つでしたから、情報量が格段に多くなります。そのほか「呼吸」アプリの文字盤や、美しい炎を背景にしたデザインなど、数種類のウォッチフェイスが追加されています。
・Hapticエンジンを搭載したDigital Crown
デジタルクラウンには新たにHapticエンジンが採用され、触覚フィードバックが得られます。デジタルクラウンを回すと腕にカリカリとクリック感が伝わってくるんです。
・新しい心拍センサー
Series 3では光学式心拍センサーのみでしたが、Series 4ではそれに加えて電気心拍センサーを搭載。光学式センサーのほうも第2世代にグレードアップされています。あわせてwatchOS 5(9月18日リリース)では、不自然な心拍や速すぎる/遅すぎる心拍を検知すると警告が出るようになりました。
・心電図計測機能、日本では使えず
心拍計測機能が強化されただけではなく、心電図を計測する機能も搭載されたのがSeries 4の大きな目玉。米国食品医薬品局(FDA)からの承認も受けており、医師にデータを見てもらうためにPDF出力することも可能なんです。計測に必要な時間は30秒で、デジタルクラウンを触りながら計測します。ただ、残念ながら今のところ日本では使えない機能です。
・ユーザーの転倒検出機能
Series 4に搭載されている新しいジャイロセンサーや加速度計により、モーションデータが8倍高速に扱えるようになりました。これにより、Series 4ではユーザーの転倒を検出し、SOSを送るためのランチャーが起動します。また転んでから60秒間身動きしない状態を検知すると、自動的に救急車を呼ぶ機能も。そのほかにも水泳のストローク数をカウントするなど、より詳細なモーショントラッキングが可能です。
・64ビットデュアルコアS4プロセッサ
Series 4に搭載されたS4プロセッサは64ビットデュアルコアになり、Series 3に比べて最大2倍高速に。高度になったセンサーのデータを扱うのに十分なパフォーマンスを発揮します。
Source: Apple