照明に革命が起こった日でした。
本日、ダイソンが発表した「Dyson Lightcycleタスクライト」は、とんでもない進化を遂げていました。
ダイソンはこれまでも「Dyson シーシス タスクライト」といったLEDライトを発売していたため、遠目でそれを眺めていたときは、ちょっと機能が増えただけかしら?なんて思ってたんですけど、はっきり言って別物です。これは凄い。
さらに僕らの生活に寄り添う姿へ。照明としてどうあるのが最適なのか? その哲学をより磨いて研ぎ澄ましてきたのです。
現在地の自然光をトラッキング
まず最大の進化がアプリへの対応です。
アプリでライトを点けたり消したり? いやいや、そんな当たり前のことだけじゃありません。なんと現在地を入力することで、その場所の自然光に合わせた色温度と明るさを再現します。そう、室内にいるのに太陽の光を(ヴァーチャルにですが)感じることができるインテリジェントライトなのです。
たとえば光があまり差し込まない部屋だとしても、太陽のサイクルに合わせた光を感じられれば、体内時計の調整にも影響しそうですよね。ひょっとしたら健康面や精神面、作業パフォーマンスにも良い影響を与えてくれそうな期待感すらあります。
勉強や作業やリラックスに。シーンごとに最適な光へ
さまざまな「モード」を備えているのも特徴的。
「学習モード」は学習時に推奨される照明基準を上回る光を、現在地の自然光の色温度に合わせて生成します。例えば、放課後(この言葉だけで心がキュンとなります)な時間帯であれば、夕暮れ風な温かみのある光に。
また、「リラックス」モードでは、温かい光で照らし、輝度は低くても読書に十分な明るさを演出。「作業」モードでは寒色な色温度で、手元を鮮明に照らし、「ブースト」では短時間に寒色の光を20分間集中的に照らすなど、シーンや用途に合わせて「最適」を常に提案。
もちろん、自然の光と同じがベストではない場合もあります。僕はこの明るさ・色温度がいいんだ! といったニーズもあるでしょう。
大丈夫、アプリや本体のタッチセンサーから自分の使いやすい明るさ・色温度へと変更することもできます。同じライトで、ここまで色温度を変えられるんです。
最長60年。長寿命を実現させたヒートパイプシステム
光の制御だけではなく、この光を長く絶やさぬためには? といったアプローチも健在です。前モデルから引き続き、真空の銅管の中に1滴の水を加えることで、気化と液化を利用した「ヒートパイプシステム」を採用。1日8時間使ったと想定すると、光の質は最大60年間保たれるとしています。
60年間。
まるで星からの光を観測するような時間です。60年後、僕はどんな世界を見ているのかわからないけど、その時でも同じ光を浴びられるのだとしたら、途方もない時間がなんだかロマンチックにも思えてきます。
ホワイト系とブラック系の2色。フロアライトも登場
「Dyson Lightcycleタスクライト」は10月3日より発売予定で、卓上の「Dyson Lightcycleタスクライト」とフロアを照らす「Dyson Lightcycleフロアライト」の2種、それぞれホワイト/シルバーと、ブラック/ブラックの2色で登場。
どのモデルも価格はオープン。前モデルの価格(6万9120円)を考えるときっとそれに準じる価格になるのだと思われます。でも、ひょっとしたら一生モノとなるかもしれないと思うと、毎日受ける光の質に注目するのもアリなのではないでしょうか。
暖房機能追加。オールラウンダーになった空気清浄ファンヒーターも登場
おっと、こっちも忘れちゃいけません。
もうひとつの新製品が「Dyson Pure Hot+Cool 空気清浄ファンヒーター」。以前登場した空気の汚れを可視化できちゃう空気清浄ファン「Dyson Pure Cool」に暖房機能を追加。
送風+空気清浄+暖房。
という通年使える真のオールラウンダーとして進化しましたよ。空気コンディションに気を使いつつ、涼しさや暖を得られるという最強っぽい1台! こちらの登場は10月7日です。
最後に「Dyson Lightcycleタスクライト」が指先ひとつでヌルヌル動く様子と共にお別れです。気持ちいいくらいによく動きます。
Source: ダイソン