映画『レディ・プレイヤー1』モーション・キャプチャーの舞台裏

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  • author 岡本玄介
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映画『レディ・プレイヤー1』モーション・キャプチャーの舞台裏
Image: FilmIsNow Movie Bloopers & Extras/YouTube

骨組みだけのデロリアンが、ガタガタ揺れます。

80年代の映画やドラマ、テレビゲームなどのポップ・カルチャーがふんだんに採り入れられた、近未来VR映画『レディ・プレイヤー1』

俳優陣が演じるキャラクターたちは、VRの世界「OASIS」でCGアバターとなって登場します。今回はそのアバターを演じたときの、モーション・キャプチャーの様子が記録された映像を見てみましょう。

Video: FilmIsNow Movie Bloopers & Extras/YouTube

撮影は60%をOASISで、40%を現実世界で撮影し、OASISのほうから先にクランク・インしたとのこと。「OASISで撮影」というのはモーション・キャプチャーを使ったOASISシーンの撮影のことですね。

モーション・キャプチャーにもいろいろありますが、この撮影ではキャップ型のヘルメットを着用したようです。特徴的なのが、顔に描いた無数のドット。これで表情の動きをトレースするのです。

大きく白いスタジオ内は、天井から等間隔でカメラがブラ下がり、カメラマンもさまざまな角度から一気に撮影していきます。エイチを演じたリナ・ウェイスは、「モーキャプについてはいろいろ予習したけど、実際にやってみないとわからないことが多かった」と話しています。ソレント役のベン・メンデルソーンは、「(みんながヘンテコな格好をしていても)頭の中では「OASIS」内での演技として気持ちを切り替えなくてはいけない」と話します。

骨組みだけのデロリアンもまた印象的ですね。ここでも役者は、想像力を使って車内にいるように振る舞わないといけないのです。

グリーンバックで演じるよりも輪をかけて大変そうなモーキャプ撮影現場。最新VFXの裏側はこうなっているんだなと思いながら見ると、違った楽しめ方ができそうです。

Source: YouTube