個人的に神アプデ。
いや、別にiCloudキーチェーンを信用していないってわけじゃないのです。でも、心のどこかで信用しきれていないというか、やっぱりパスワードはある程度自分で任意に管理できないと嫌というか…。まぁ、そんな思いで大事なサービスのパスワード保管には、「1Password」を使っています。
そして喜ぶべきことに、iOS 12ではなんと「1Password」「LastPass」「Dashlane」「Keeper」「Remembear」などのパスワード管理アプリと、パスワードの自動入力機能(Safari上)が連携を遂げました。
たとえば1Password。連携を済ませておくことで、パスワードのオートフィルには、「1Password用」のパスワードが提示されるようになります。ここから選ぶだけでOK! なんともお手軽ぅ!
これまでわざわざ1Passwordアプリを起動して、アドレスをコピーして貼り付けて、パスワードをコピーして貼り付けてとやっていたのが馬鹿らしいくらいに簡単になりました。
利用するには、まず1Passwordのバージョンを最新に。そして、iOS 12をインストールしたデバイスで、設定>パスワードとアカウント>パスワードを自動入力、連携するパスワード管理アプリに許可を与えます。1Passwordのほうでもワンタイムパスワードの自動コピー機能などの許可を与えればOK。
ただ、僕が試したところ、設定時に有効にした2段階認証のコードをコピーしてくれる機能は動作していなかったのでそこだけ手動コピー。アプリやメッセージのフォーマットに依存するのかも。この点は宿題として、使いながら検証してみようと思います。
いや、それでも十分に便利になったよこれ。iCloudキーチェーンですべて完結している方は要らない機能かもしれないけど、僕にとっては本当に神アプデなんです。
2018年9月19日 10:17追記:当初、「パスワード管理アプリに保存されたパスワードを、Safariに引っ張り出してこれるようになったのです」とお伝えしましたが、こちらは説明不十分でした。
今回のアップデートでは、1Password側に完全なログイン情報(正確なIDとパスワード)が保存されている場合、従来のiCloudキーチェーンのように、パスワードの入力欄に直接提示されるようになりました。
また、iOS 12以前もSafariのアクティビティとして1Passwordを追加すれば、該当するサイトのパスワードを1Passwordから引っ張ってこれたようです。今回はそれが更に連携が密になって、オートフィルが手軽になったというアップデートとなります。
SNSでのご指摘感謝いたします。お詫びとともに修正させていただきます。…実はもっと手軽でした!
Source: Apple, Mac Rumors