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Apple Watch向けOSの最新版「watchOS 5」で登場したトランシーバー機能を使ってみた


2018年9月18日(火)にApple Watch向けOSの最新バージョンとなる「watchOS 5」を配信開始しました。初代Apple Watchは非対応となっているwatchOS 5では、アクティビティやランニング機能の強化、Apple WatchでのPodcast対応などさまざまな変更が加えられているのですが、特に面白げなのがトランシーバーのようにプッシュ・ツー・トークでの音声通話が可能になる「トランシーバー」機能です。NTTドコモが過去に提供していた「プッシュトーク」のような独特の機能を実際に使ってみました。

watchOS 5 - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/watchos/watchos-5/

トランシーバー機能はwatchOS 5から追加されたApple Watchの新機能。OSをwatchOS 5にアップデートするには、iPhoneのOSをiOS 12にアップデートする必要があります。また、「トランシーバー」はApple WatchがWi-Fiまたはモバイル通信ネットワークに接続されているか、iPhoneとペアリングされた状態にある場合に使用可能な機能です。

アプリアイコン群に並ぶ黄色のアイコンがトランシーバー。使用する際はまずこれをタップします。


すると、以下のような表示が出ます。


画面を下にスクロールすると連絡先が出てくるので、トランシーバー機能で通話したい相手を選択。なお、トランシーバー機能を使用するにはお互いがApple Watchを持っており、トランシーバー機能を使えるようにしておく必要があります。


お互いが連絡先を追加すると、以下のような通知が来ます。これでトランシーバー機能を使う準備はOKということで、画面下部の「“トランシーバー”を開く」をタップ。


トランシーバーの起動画面はこんな感じ。画面上部には現在会話可能な状態にあるかどうかを示すステータスバーが表示されるので、会話できない場合は赤枠部分をタップしてしまえばOK。


通話の際は話したい相手のカードをタップ。


すると「話す」というボタンが表示されるので、これをタップして話すとトランシーバーのように会話できるようになります。


実際に使ってみるとどんな感じになるのかは、以下のムービーを見ればわかります。

watchOS 5の「トランシーバー」で話してみた - YouTube


ただし、実際に何度も使ってみると会話のタイミングが被るなど、使う側にもある程度の習熟が必要なことがわかりました。また、「話す」ボタンは押しっぱなしにして話すと書いてあるのですが、押しっぱなしにするとうまく音を拾ってくれない場合がありました。また、ボタンから指を離したのにマイクがオンになった状態のままになってしまい、片方からの音声のみが流れ続けてしまうケースもありました。他にも、トランシーバー機能を使い始める際にいつ相手とつながったかがイマイチわかりづらく、お互いがしばらく手首に向かって「もしもーし」と言い続けるような事態もあったので、外出先で使用するのは少しためらわれるかもしれません。これらはApple Watchのハードウェア面に問題があったため起きたものなのか、ソフトウェア側の不具合なのかは不明ですが、お世辞にも使い勝手がいい機能とは思えませんでした。

なお、watchOS 5は初代Apple Watchには対応していないので、初代Apple Watchユーザーとトランシーバー機能で会話することはできません。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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