携帯できるゲームPC『SMACH Z』を触ってきた! あれ意外と軽いかも #TGS2018

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  • author 傭兵ペンギン
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携帯できるゲームPC『SMACH Z』を触ってきた! あれ意外と軽いかも #TGS2018

フルスペック・ゲーム機を持ち運ぶのは、ゲーマーの夢なんです。

現在開催中の東京ゲームショウ2018で、Kickstarterで47万ユーロ(約6000万円)資金を集めて開発されたゲーム用携帯PC「SMACH Z」が出展。

SMACH ZはRyzen V1605B/Radeon Vega 8を搭載した、独自OSを採用したマシン。とはいえWindowsをインストールすることもできる、りっぱなPCです。『GTA 5』や『Witcher 3』など、そんじょそこらのノートPCでは動かないようなPCゲームでも持ち歩いて遊ぶことができると謳う、夢のような携帯ゲーム機。

年内に発売予定ということでいよいよ最終スペックのマシンに触れられる貴重な機会…と思いきや、まだ最終テストが必要ということでパーツは最終版と同じ物を使っているものの電源が入らないバージョンを触らせてもらいました。

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Photo: ギズモード編集部

サイズはiPhone5(筆者が長年愛用しているモデル。この大きさがいいんですよ。おわかりですか、Appleさんよ)と比べるとこんなサイズ。携帯機としては結構でかい印象ですが、Nintendo Switchの横幅は約24cmなのに対し、このSMACH Zは約26cmなのでそこまでの差はありません。

ただ、同じようなコンセプトの携帯PCのGPD Win2は約16cmなので、それと比べるとやっぱりデカい(ちなみに展示中に落とした人がいたようで、傷がついています)。

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なんだかセガの携帯ゲーム機を思わせるフロント。ディスプレイはタッチパネルです。
Photo: ギズモード編集部

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上面には、HDMI端子を挟んで2種類のUSBポートが。L/Rボタンはけっこうデカい。
Photo: ギズモード編集部

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底面には充電用のUSB-Cとイヤホンジャック。ちなみにBluetoothも入っているので、ワイヤレスイヤホンも使えます。
Photo: ギズモード編集部

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丸いディスクはタッチパッドですが、4隅をカチっと押し込むこともできます。白いボタンには好きな機能を割り振れるようになるとのこと。
Photo: ギズモード編集部

厚みはNintendo Switchと比べると結構ありますが、持った感じ重さはSwitchと同じくらいに思え、見た目の印象よりは軽く、長時間遊んでも疲れることはなさそう。とはいえ一般的なスマートフォンやタブレットと比べると重めなのは確実。

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Photo: ギズモード編集部

大きめなファンが内蔵されていて、ハイスペックを要求するゲームで遊ぶと回転し始め、だいたいNintendo Switchに近いレベルの音がするとのこと。排気が直接手や顔には当たらない位置にあるので熱さを感じることはなさそうです。

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Photo: ギズモード編集部

割当を自由に変えられるというコントローラー部分はSteamのコントローラーに近いタイプ。全体的に大きめの設計なので、手が小さい人にはハンドルの内側にあるパドルの操作がやや辛いかも?

その他細かなスペックが気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。最終的な実力はまだ未知数ですが、いずれ遊んでみたいマシンだ……!

SMACH Zは通常版が現在8万910円~、Pro版が10万7550円~、Ultra版が13万50円~で公式サイトで予約受付中。2018年12月ごろ発売予定です。

Source: TOKYO GAME SHOW 2018SMACH ZYouTube