はじめまして、Siri。
先日リリースされたwatchOS 5では、Apple Watchを口元に近づけて話しかけるだけで、Siriを起動することができるようになりました。「Hey Siri」はもう不要で、ボタンすら押す必要がありません。この機能はApple Watch Series 3と、9月21日に発売されるSeries 4でのみ使えます。
試してみると、けっこうコツがいります。時計を見るときよりも少し高めに、腕があがりきったと同時に話しかけるといいですよ。口元に近づければ小声でささやく程度でもしっかりSiriが起動してくれます。
これはSiriの大きな進歩です。街中で「ヘイ! Siri!」を唱えるのは、「あ、あのひとSiri使ってる〜」と白い目で見られないか心配でなかなかできませんでした。そもそも「ヘイ!」なんて日常生活では言わないし、恥ずかしいんですよね。
watchOS 5のSiriの進化はこれだけじゃありません。iPhoneと同じように続けて会話できるようになったことも大きな改善です。これまでなら「Hey, Siri、リマインダーに追加して」とSiriにお願いしたとするじゃないですか。すると「なにをリマインドしますか?」と聞き返されるんですけど、それに返答するには再度Hey, Siriが必要でした。自分で聞き返しておいてそれはないよ。
watchOS 5では会話のはじまりからおわりまで、やっとまともなやりとりができるようになったんです。Hey Siriは一度も言う必要はありません。そしてボタンすら押すことなくこれができるのは今のところApple Watchだけなんですよね。
ボタンもウェイクワードもいらなくなったSiriはすごく人間に近づいて、今までとはまったく別の一面を見せてくれそうです。Series 3をお持ちのみなさん、Series 4が届くのを待っているみなさん、あらためてSiriとお話してみてはいかがでしょうか?
Source: Apple