共通のアシスタントならではメリットも。
Apple(アップル)からは「CarPlay」、Amazon(アマゾン)からは「Alexa Auto」というように、音声アシスタントを開発した2大企業がそれらを自動車用にも応用させようとしています。
もちろんスマートスピーカーのGoogle Homeに内蔵された「Google アシスタント」を持つGoogle(グーグル)だって、「Android Auto」と車内でAndoroidが動く「Android Automotive」という2種類の自動車専用アシスタントを開発しています。
そこでグーグルは日産、三菱、Renault(ルノー)と提携して、その「Android Automotive」を載せた自動車を2021台作ろうとしている……と9TO5Googleが報じています。
なぜ3社が?
各メーカーが提携すると、独自システムを開発しなくて済むことになります。ユーザーには、共通のアシスタントを採用しているメーカー車間なら、抵抗なく乗り換えられるというメリットが生まれるのです。これは双方にとってWin-Win、ユーザーは乗り慣れたシステムを使えるので、混乱なく運転に集中できますね。
機能面
「Android Automotive」はマップ表示やナビゲーション、電話の応答やテキストの返信機能などを携え、Google Playストアにアクセスすれば、運転に必要なアプリをゲットすることもできちゃうのです。しかもiPhoneなど、他社のOSで走るデバイスとも互換性があるそうな。
ユーザーはそれぞれインターフェイスもカスタマイズできるというので、おそらくGoogle Accountでログインすれば、どんなPCでも同じChrome環境を呼び出せるのと同じことができるのかなと思われます。
「Alexa Auto」は、自宅のAlexaデバイスを運転中の自動車から操作することも可能になるらしいので、もしかするとこの「Android Automotive」も、自宅のGoogle Home経由で連動する家電をコントロールできたりするのかも?
ちなみに実現は2021年とのこと。だから2021台なんですね。
Source: 9TO5Google