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パナソニック初のフルサイズミラーレス「LUMIX S1/S1R」。4K60p対応

パナソニックは、同社初の35mmフルサイズイメージセンサー搭載ミラーレス一眼カメラ「LUMIX S1R」、「LUMIX S1」の開発を発表。フルサイズミラーレスで世界初となる、4K60p動画記録機能や手ブレ補正システム「Dual I.S.」を搭載、「LUMIX S」シリーズとして2019年春を目処に製品化。グローバル市場に導入する予定。レンズのマウントは、ライカの開発したLマウント規格を採用している。

「フォトキナ2018」に合わせて発表された「LUMIX S」シリーズ

9月26日からドイツで開催される「フォトキナ2018」に合わせて発表された。「表現力の覚醒」をテーマに、写真・動画両面での表現力を徹底的に追求したミラーレスとして開発されており、より高度な表現を求めるユーザーに向けた「特別な価値(Specialized)」を提供するという強い思いを込め、「LUMIX S」シリーズと名付けられた。「プロフェッショナルな写真・映像撮影の道具として基本となる操作性や堅牢性に加え、100年間の家電事業、10年間のミラーレス開発で蓄積してきた画像処理や信号処理などのデジタル技術と、光学技術や熱処理技術といった、すり合わせ技術などの総合力を結集させた」という。

S1R

新開発35mmフルサイズセンサーと画像処理エンジンを搭載。高精細で立体感溢れる表現力を実現。有効画素数はS1Rが約4,700万画素、S1が約2,400万画素。

有効画素数はS1Rが約4,700万画素、S1が約2,400万画素

フルサイズミラーレス一眼として世界初となる、4K60p動画撮影にも対応。手振れ補正技術「Dual I.S.」も搭載し、暗所や望遠時など、これまで三脚などが必要だった場面でも手持ちでの撮影できるという。

レンズのマウントは、ライカのLマウントを採用。25日にライカとパナソニック、シグマの3社は、戦略的協業「Lマウントアライアンス」の展開を発表しており、パナソニックとシグマが、Lマウントを利用した自社の製品を今後リリースしていく。これにより、パナソニックのレンズだけでなく、ライカやシグマ社のLマウント交換レンズも装着可能。「交換レンズの選択肢が増えることで表現の幅が拡がる」という。

パナソニックからは、「LUMIX S」シリーズの交換レンズとして、50mm/F1.4単焦点、24~105mm標準ズームレンズ、70~200mm望遠ズームレンズの3本を含め、2020年までに合計10本以上の交換レンズを開発。対応レンズのラインナップを拡充していく。

今後、Lマウントレンズのラインナップを拡充していく

記録メディアは同社初となる、XQDとSDメモリカードのダブルスロットを採用。堅牢な3軸チルト液晶を搭載するなど、使い勝手にもこだわっている。

なお、同日にはマイクロフォーサーズのミラーレス一眼「LUMIX G」シリーズにおいても、世界初のズーム全域で開放値F1.7を実現した「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7」の開発に着手する事をアナウンスしている。

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