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富士フイルム、1億200万画素センサー搭載の最上位中判ミラーレス開発発表。新ミドル機は11月発売

富士フイルムは25日、独ケルンで開催中のカメラ・写真関連の見本市「フォトキナ2018」において、1億200万画素の大型イメージセンサーを搭載したコンセプトカメラ「GFX 100Megapixels Concept」を公開した。同社中判ミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」のフラグシップモデルとして、現在開発を進めている。

現在開発を進めている「GFX 100Megapixels」

1億200万画素を実現した新開発の「FUJIFILM Gフォーマット」イメージセンサーを搭載。1億200万画素は、民生用ミラーレスデジタルカメラのイメージセンサーにおいて世界最高画素数という。センサーは43.8×32.9mmで、通常の35mmフルサイズイメージセンサーの約1.7倍のサイズ。また中判ミラーレスカメラとして世界で初めてセンサー全面に位相差画素を配置。高速処理エンジンと併用し、フレーム全域で高速・高精度なAFを実現するという。

ボディ内手ぶれ補正機構も搭載。1億200万画素の超高解像写真を手持ち撮影できる領域を拡大する。

4K/30p 10bitの動画撮影にも対応。「多くのハイエンドシネマカメラに採用されているセンサーサイズよりも大型の中判サイズセンサーを搭載したことにより、浅い被写界深度や、広い階調再現性、優れた高感度性能などを実現し、質感、立体感、空気感までも伝えられるほどの高品位な動画映像を手軽に撮影できる」としている。

富士フイルムは「35mmフルサイズセンサーを超える大型サイズで世界最高1億200万画素を実現したイメージセンサーと長年培ってきた、独自の色再現技術などで生み出す世界最高峰の写真画質、中判デジタルカメラの常識を覆す機動性や革新的な機能などにより、プロ写真家やハイアマチュアの幅広い撮影ニーズに高い次元で応える富士フイルム史上最高性能のカメラを具現化する」としている。

中判ミラーレス「FUJIFILM GFX 50R」は11月発売

中判ミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」の新モデルとして、レンジファインダースタイルの「FUJIFILM GFX 50R」を11月に発売する。価格はオープン。

小型・軽量化を実現した、レンジファインダースタイルの中判ミラーレス「GFX 50R」

同社中判ミラーレスは「FUJIFILM GFX 50S」(2017年2月発売)に続き2モデル目。GFX 50Sと比べ、約145gの軽量化とボディ薄型化(最薄部46mm)を実現。またBluetoothの搭載もシリーズ初対応となる。

5,140万画素のFIJIFUILM Gフォーマットイメージセンサーを搭載。画像処理エンジンは「X-Processor Pro」を採用、様々なフィルムの色再現が楽しめる「フィルムシミュレーション」も搭載する。動画撮影機能は、MOV形式でフルHD/30pまで記録可能。

電子ビューファインダーは、倍率0.77倍の高精細369万ドット有機ELパネルを採用。背面モニターは236万ドットのタッチ操作対応チルト式液晶。高強度のマグネシウム合金製ボディにより防塵・防滴、耐低温構造を実現している。

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