乗り物

時速1200kmの高速交通「Hyperloop」のフルサイズのカプセル「Quintero One」公開、2019年に乗客を乗せたテスト開始


次世代の高速交通「Hyperloop」を開発するHyperloop Transportation Technologies(HTT)が、世界で初めて乗客が乗車できるフルサイズのHyperloopポッド「Quintero One」を公開しました。なんと、2019年に人を乗せた状態でのテストが行われる予定だそうです。

This Hyperloop pod could carry passengers next year
https://www.engadget.com/2018/10/02/hyperloop-transportation-technologies-first-capsule/

Quintero Oneの開発の様子は、以下のムービーで確認できます。

How We Built the World's First Hyperloop Passenger Capsule - YouTube


「『交通手段の間違い』をどうやって正せばよいか?を常に考えています」と語る、HTT共同創業者のダーク・アールボロンCEO。


それは、文字通り一人や一つの企業だけで解決できるものではないとのこと。


HTTは、世界で初めてHyperloopで乗客を想定したフルスケールのカプセル(移動体)の製造を始めました。


交通デザインを手掛けるPriestmanGoodeのポール・プリーストマン氏。


鉄道、航空機、宇宙ロケットなどの開発セクターを抱えるPriestmanGoodeは、HTTのカプセル「Quintero One」の設計で協力しています。


「HTTの理念は、我々PriestmanGoodeのものと非常に似通っています。それは、最も近代的で、最も未来的な交通手段を開発するということです」


「わたしたちは『Vibranium』と呼ばれる新しい素材を開発しました」


炭素複合材料のVibraniumは、「この世で最も安全で知的な素材」だとのこと。


高い精度で製造可能なVibraniumは、高い強度を持つだけでなく衝撃など外部から加わる力をモニタリング可能。


アールボロンCEOによると、カプセルは2層構造になっており、仮に1つのレイヤーがダメージを受けても中の乗客の安全は保たれるとのこと。


Quintero Oneの製造は1年がかり。


エアバスやボーイングのような航空機製造と同じスタイルだとアールボロンCEOは述べています。


「Hyperloopは『翼のない飛行機』のようなものです」と語るのは、投資会社Black Toro Capitalのレイモン・ベトラザ氏。


超高速交通のため、最先端の造形技術が用いられているとのこと。


「カプセルの設計から製造、組み立て、導入までプロセス全般に関われることはとても幸せです」と、スペインの製造パートナー企業Carburesのハビエル・モレノ氏は述べています。


多くの企業とのパートナーシップにより1年がかりで製造にこぎつけた世界初のHyperloopカプセル「Quintero One」は全長32メートル、客室の全長は15メートルだとのこと。これは、おおむねニューヨークの地下鉄に対応するサイズです。


Quinteroはスペイン語で「第5の」という意味。鉄道、船、自動車、航空機に続く第5の交通手段になろうとするHyperloopを指していると考えられます。


HTTは2019年末までに乗客を乗せる準備を整える計画で、フランスのテストコースで走行試験が行われる予定です。

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in ハードウェア,   乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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