はるか世界でも戦えますか?
ARM系のSnapdragon入りで、常時接続OKなWindows PCが、ついに日本でも登場しますよ。国内導入が発表されたのはLenovoの「Yoga C630」。最新のSnapdragon 850を用いた13.3インチ機です。LTE、はいってます。
スマートフォン用のSoCをベースとしており、超低消費電力なのがセールスポイント。Lenovoいわく最長25時間のバッテリーライフを実現するそうですよ。
バブル時代じゃないから、25時間連続で働き続けるビジネスマン戦士はそうそういないでしょうけど、このバッテリーライフなら2~3日はACアダプタを持ち歩かなくてもすみそう。写真を見るとUSB-Cのような端子がついているから、万が一バッテリーが切れそうなときでも安心できるかもですし。
ARM系のCPUとなると低レスポンスなPCかも、と思えてしまうくらいには、いままでいろいろなPCを使ってきました。チップ自体の性能はどうなんでしょうね。
Snapdragon 850を搭載している、コードネームLenovo 81JLというPCのGeekbench結果を見ると、シングルコアで2263、マルチコアで6947というスコアでした。
決して高いものではありません。しかしマルチコアのスコアが同等のマシンを調べると、Core i7-4700MQだったりCore i5-7200U、Ryzen 5 2500Uなど、ミドルレンジの超低消費電力CPUと肩を並べられる性能じゃないですか。
ヘビーなゲームは無理かも。でもウェブを見る、動画を再生する、文字を入力する目的ならば満足できそうな予感がジワリ。
発売時期が2018年中というだけで、他のデータはほぼ未公開。価格帯も不明です。しかしロンガーなバッテリー&モバイルルーター/テザリングいらずなら、欲しい人が殺到するかもしれません。
そうそう大事なこと忘れてた。重量は約1.2kgです。スレンダーでもなしもっちゃりでもなし。モバイルPCとしてはスタンダードですね。
Source: Lenovo