もしかして、人前でサプライズのプロポーズをしようと計画していませんか?
だとしたら、サプライズの計画に夢中になりすぎて、実はそんなに素晴らしいアイデアではないとわかっていないのかもしれません。しかし、まだ計画を一旦中断できそうなら、フラッシュモブのダンスを考える前にこのチェックリストを確認してください。
多くの女性は公開プロポーズを望んでいない
この世にはありとあらゆるプロポーズのサプライズがありますが、ここで言っているのは、2人の思い出の場所で夕陽を見ながら指輪を渡すというようなサプライズではありません。
もっと大掛かりで、手が込んでいて、相手が「はい」と言わなければならない、でなければあなたが立ち直れないほどの恥をかくというプレッシャーが多かれ少なかれかかるような、思いっきり公衆の門前でのプロポーズのことです。
そんな状況で相手が断るわけがないと思っているなら、YouTubeにある人前でのプロポーズ失敗集を見てみましょう。
最近、エミー賞の授賞式でGlenn WeissがJan Svendsenにプロポーズをしたことについて、「The Cut」は正に“結婚のプロポーズ”で博士号を取った、マニトバ大学の博士研究員Lisa Hoplockにインタビューしていました。
Hoplockは、85%の人がプライベートでのプロポーズを望んでいることを表しているデータがあるにも関わらず、なぜ人前でのプロポーズがなくならないのかということについて、かなり考えを巡らせてきました。
自分の相手がどちらのタイプかを見極めるには、以下のことについて考えてみてください。
1. 相手はプロポーズを断ると思いますか?
Hoplockは、おそらく自分の文章以外では、このことについて調査したものはほとんどないと言っています。Hoplockは、人前でのプロポーズの多くは、心の奥底に相手が断るかもしれないという不安な気持ちがあり、人前ですることが自分に必要な最後のひと押しになればという考えが動機になっていると考えています。
しかし、ご存知のように、プロポーズとはこれからの残りの人生を捧げる相手にすることです。
プロポーズする人は、プロポーズすることを知っている人たちに現場に来てもらって、相手が「はい」と言うようけしかけて欲しいと思っている可能性があります。
プロポーズされた相手が躊躇していたら、周囲の人が「受けて!受けて!」と言いはじめるかもしれません。
これは何も新しい考え方ではありません。2012年、BBCは基本的に同じようなことを言っている心理学者のGlenn Wilsonにインタビューしていました。
男性は、このような大きなプレッシャーが彼女にかかることで、
「いい返事がもらえる可能性が上がる」「こんなに手の込んだ騙すようなことをするのは、本当に愛しているからだと彼女も考えるに違いない」と考えている可能性があります。
結婚の計画に“騙す”という言葉が出てきたら、少し自分を省みたほうがよさそうです。
2. 相手が本当に望んでいることがわかっていますか?
人前でのプロポーズも含む、女性から聞く話の多くは、ある程度プライベートなプロポーズのほうが望ましいというものです。
真剣に結婚について考えているなら、プロポーズしたい相手と話をしたほうがいいということでしょう。以前、プロポーズについて相手はどんなことを言っていましたか?
Haplockは、約700の話を調査したところ、「彼はもっと私のことがわかっていると思っていた」というようなことを言っているものが多くあったと言っています。
しかし、人前でのプロポーズをして欲しいと心から思っていて、相手にもそのように言っている人もおそらくいるでしょう。
そういう場合は、何の問題もありません。
しかし、念には念を入れて、彼女の友だちや家族に確認をしてもらい、ダブルチェックしたほうがいいです。もしくは、ざっくばらんに彼女とそのことを話してみてもいいでしょう。
結婚についてどう思っているのかを2人で話し合ったり、人前でのプロポーズが好きかどうか聞いても、プロポーズの詳細はサプライズにすることができますから、相手に不用意に気まずい思いをさせる心配はありません。
3. 自分のため? それとも相手のため?
相手が人前でのプロポーズを望んでいないとわかったら、人前でプロポーズしようとしていたのは本当は自分のためだったとわかります。Haplockはこのように推測しています。
人前でのプロポーズが好きな人とはどういう人なのかを推測すると、注目を浴びたい人、たぶんナルシストではないかと思います。証拠はまだありませんが。
2016年に、オリンピックの銀メダルを獲得し He Zi選手が、メダル授与式で仲間の Qin Kai選手にプロポーズされ、大騒ぎになったのを覚えているでしょうか。
彼女は、特別な瞬間がさらに特別なものになったことに喜んでいたかもしれませんが……彼は、彼女が浴びるべきスポットライトを盗んだということになるのかもしれません。
人前でプロポーズをしたい人は、少なくとも自分はプロポーズで人から注目を浴びたいのだということに正直になり、どんな結果になっても進んで受け入れなければなりません。
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Image: Antonio Guillem/Shutterstock.com
Source: YouTube, The Cut, BBC, Vera Quest, University of Victoria
Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文]