音楽向けヘッドホンとはキャラが違う:Surface Headphonesファーストインプレッション

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  • author 金本太郎
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音楽向けヘッドホンとはキャラが違う:Surface Headphonesファーストインプレッション

仕事メインで使うなら、こういう選択肢もアリかも。

先日Microsoft(マイクロソフト)の発表会で発表された、Surface(サーフェス)ブランドのヘッドホン。名前はまんま「Surface Headphones(サーフェス ヘッドホン)」です。アメリカでの発表時は日本で販売されるか不明でしたが、10月10日に行なわれた日本メディア向けのブリーフィングにて、「2019年の早いうち」に日本でも発売することが明言されました

静かな発表会に一石を投じた「Surface Headphones」

まぁ当然、日本では。Surface Pro→Surface Laptop→Surface Studioと、清流のように過ぎ去っていった今回のMic...

https://www.gizmodo.jp/2018/10/surface-headphone.html

ブリーフィング会場には、実際に装着して音楽が聞けるSurface Headphonesの実機があったので、短時間ですが体験した印象をご紹介します。

ルックス:Surfaceシリーズらしいソリッドなデザイン

SurfaceHeadphone2
Photo: ギズモード・ジャパン編集部

ぱっと見の印象は「SF作品のキャラがかぶってそうなヘッドギア」です。コンパスで描いたような曲線と平面のコンビネーションは、たしかにSurfaceっぽさがあり、オーディオ機器であるBOSEやソニー、オーテクのヘッドホンとは別カテゴリの製品に見えます。

とくに耳にあたるハウジング部の存在感が大きく、それがSF感をかもし出しているのかも。遠目にもかなり目立つので、周囲に「私はいま集中しています」とアピールする効果も期待できそうです。

SurfaceHeadphone3
Photo: ギズモード・ジャパン編集部

ハウジングの外周部にあるダイヤルは、カチカチとしたフィードバックのない、ヌルっとした感触。指1本で回すことは難しく、操作するときはダイヤルをつかむようにします。右のダイヤルで音量を、左のダイヤルでノイズキャンセル量を調整できますが、行き止まりがなくどこまでもヌルヌル回せてしまうので、どこが上限なのかはわかりにくいです。

SurfaceHeadphone4
Photo: ギズモード・ジャパン編集部

ちなみに折りたたむ機構はないので、持ち運びには不向きです。基本、オフィスに置きっぱなしにして使うものと思われます。

ノイズキャンセリング:音楽をかけると環境音はさっぱり消える

SurfaceHeadphone5
写真はMicrosoft Surface担当ヴァイスプレジデントのパノス・パネイ氏
Photo: ギズモード・ジャパン編集部

Surface Headphonesを実際にかぶってみましたが、私の頭(ややでかい)にはちょっと小さいかな...もうちょいアームが伸びてほしいです。頭が普通サイズ以下なら困らないでしょう。耳にあたるクッションはたっぷりとボリュームがあり、圧迫感は気になりません。

私はあまり音楽を聞かないので、音質については語る言葉を持ちません。でも、ノイズキャンセルが強力なのははっきりわかります

キャンセラーを全開にして適当な音楽をかけると、横から話しかけられてもほんとに何も聞こえなくなります。これをかけて外を歩くのはやめたほうがいいレベルで、その点でもオフィスに置きっぱなしのガジェットだと感じました。

ちょっと触っただけですが、このヘッドホンは音楽を楽しむというより、オフィスでより集中できる環境を作り出すためのツールだという印象を強く受けます。いかにもMicrosoftらしい、Surfaceらしい、マジメなヘッドホンです。