仕事メインで使うなら、こういう選択肢もアリかも。
先日Microsoft(マイクロソフト)の発表会で発表された、Surface(サーフェス)ブランドのヘッドホン。名前はまんま「Surface Headphones(サーフェス ヘッドホン)」です。アメリカでの発表時は日本で販売されるか不明でしたが、10月10日に行なわれた日本メディア向けのブリーフィングにて、「2019年の早いうち」に日本でも発売することが明言されました。
ブリーフィング会場には、実際に装着して音楽が聞けるSurface Headphonesの実機があったので、短時間ですが体験した印象をご紹介します。
ルックス:Surfaceシリーズらしいソリッドなデザイン
ぱっと見の印象は「SF作品のキャラがかぶってそうなヘッドギア」です。コンパスで描いたような曲線と平面のコンビネーションは、たしかにSurfaceっぽさがあり、オーディオ機器であるBOSEやソニー、オーテクのヘッドホンとは別カテゴリの製品に見えます。
とくに耳にあたるハウジング部の存在感が大きく、それがSF感をかもし出しているのかも。遠目にもかなり目立つので、周囲に「私はいま集中しています」とアピールする効果も期待できそうです。
ハウジングの外周部にあるダイヤルは、カチカチとしたフィードバックのない、ヌルっとした感触。指1本で回すことは難しく、操作するときはダイヤルをつかむようにします。右のダイヤルで音量を、左のダイヤルでノイズキャンセル量を調整できますが、行き止まりがなくどこまでもヌルヌル回せてしまうので、どこが上限なのかはわかりにくいです。
ちなみに折りたたむ機構はないので、持ち運びには不向きです。基本、オフィスに置きっぱなしにして使うものと思われます。
ノイズキャンセリング:音楽をかけると環境音はさっぱり消える
Surface Headphonesを実際にかぶってみましたが、私の頭(ややでかい)にはちょっと小さいかな...もうちょいアームが伸びてほしいです。頭が普通サイズ以下なら困らないでしょう。耳にあたるクッションはたっぷりとボリュームがあり、圧迫感は気になりません。
私はあまり音楽を聞かないので、音質については語る言葉を持ちません。でも、ノイズキャンセルが強力なのははっきりわかります。
キャンセラーを全開にして適当な音楽をかけると、横から話しかけられてもほんとに何も聞こえなくなります。これをかけて外を歩くのはやめたほうがいいレベルで、その点でもオフィスに置きっぱなしのガジェットだと感じました。
ちょっと触っただけですが、このヘッドホンは音楽を楽しむというより、オフィスでより集中できる環境を作り出すためのツールだという印象を強く受けます。いかにもMicrosoftらしい、Surfaceらしい、マジメなヘッドホンです。