ブレードランナーの世界きた。
Google(グーグル)が巨額出資したことで大きな話題になるも謎だらけだったARデバイス開発会社「Magic Leap」が、「Magic Leap One」向け女性AIアシスタントの「MICA(マイカ)」を発表しました。
MRメガネを装着すると交流できるMICAは、視線を合わせたり表情を変えたり、ユーザーの動きを真似たりします。「OK, Google」や「Hey, Siri」のように、AIは音声が主流なので、顔があるのは斬新ですね。なんだか『ブレードランナー2049』のジョイを彷彿とさせます。
実際にMICAを体験したVenture Beatのディーン・タカハシ記者は「だた見られているというより直視されている、見つめられていると感じた」と書いています。現段階でMICAと会話はできませんが、将来的には質問や命令に応える予定です。
カンファレンスではMICAの他に「AYA(アヤ)」と呼ばれるAIのコンセプトも披露されました。ソファに座っているユーザーの前にAYAがあらわれ、ユーザーが「去年のピンク・フロイドのコンサートで僕が1番好きだった曲はなんだった?」と質問すると、AYAはネットの情報やユーザーのデータを解析して「Another Brick in the Wallです」と答えています。また、暗くなれば照明をつけたり、来客の際、ユーザーが歓迎しているのを表情から読み取って、その場から姿を消すという奥ゆかしさもあるようです。
SF映画さながらの世界がすぐそこに迫ってきていますね。