Twitter、絵文字の文字数カウントで差別やジェンダーを排除する

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  • author Rhett Jones - GIZMODO、The Verge
  • [原文]
  • 中川真知子
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Twitter、絵文字の文字数カウントで差別やジェンダーを排除する
Image: Twitter

小さいけれど大きな変化。

Twitterが文字数をカウントするプログラム「Twitter-Text」をアップデートして、すべての絵文字が2文字で換算されるようになりました。

ん?それってどういう意味?

これまでは性別と肌の色を組み合わせて有色人種の絵文字を作っていました。たとえば、女性の絵文字なら2文字計算で、肌の色が暗い女性は 4文字性別を加えると7文字という具合に絵文字自体は1文字だとしても文字換算にすると結構な数字を使っていたのです。ということは、使う絵文字の人種や性別によって、Twitterで発言できる文字数が変わってしまうということ。知らなかった...!

この変更を機に、Emojipediaが今までの絵文字の作り方方程式を掲載しました。絵文字によってかなり文字数が違うのがわかります。

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Image: Emojipedia

Vergeが指摘していますが、こうなっていたのは「ゼロ幅接合子(Zero Width Joiner: ZWJ)」という制御記号でバラバラの絵文字同士をくっつけているから。

たとえば、TwitterやGoogle Docsといったサービスでは、「?」は単体の2文字換算の絵文字として扱われます。しかしここに息子を加えたい場合、プラットフォームは父親+母親+息子+息子(?+?+?+?)をくっつける必要が出てきます。Googleだと各絵文字は2文字ずつ、間のスペースが1文字ずつ換算になります。ゼロ幅接合子を使うと、アウトプットは「?‍?‍?‍?」だけにも関わらず11文字換算となっていたわけです。

それがこうなりました。

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Image: Emojipedia

ぜんぶ2文字。どんな絵文字を使う人にとっても書き込み文字数が平等になりましたね。