工事現場が無人化してるぞ...コマツのリモート重機コクピットが近未来感満載 #CEATEC2018

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  • author 三浦一紀
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工事現場が無人化してるぞ...コマツのリモート重機コクピットが近未来感満載 #CEATEC2018
Photo: 三浦一紀

未来の工事現場はだーれもいないかも。

コマツが掲げる「SMART CONSTRUCTION」。安全かつ効率的な建築工事を行なうというものです。これを実現するために、現在開発されているのが遠隔操作システムです。

5Gの通信回線を利用し、現場のブルドーザーに取り付けられた4台のカメラの映像をリアルタイムで受信。その画面を見ながら、コクピットから遠隔操作ができます。これ、ゲームセンターで遊びたいな...

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Photo: amito

ちなみに、コクピットのデザインは面白法人カヤックが担当しています。

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Photo: amito

今回のデモでは、幕張メッセのコマツブースから千葉県美浜区にあるコマツIoTセンターにあるブルドーザーを遠隔操作。自律走行するダンプカーが下ろした土砂をならすという作業を行なっていました。

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Photo: amito

ブルドーザーの操作は一人前になるまでに約10年かかるそうですが、現在は設計図をCADデータで読み込み、地形図と合わせて解析させることで、数値入力をすればほぼ自動で操作が可能になっているとのこと。工事現場のIoTはかなり進んでいるようです。

このコクピットのデモを見ていたら、なぜか火星探索を想像してしまいました。SFの世界は、もう目の前まで来ているのかもしれません。

Source: CEATEC JAPAN 2018