見え過ぎちゃって困るの~。
NTTが開発中の透明ディスプレイを触ってきました。噂には聞いてましたが、ほんとに透明なんですね。向こう側が透けて見えます。
デモンストレーションでは、マーカーとなっているロゴを内蔵のカメラで撮影すると、解説が表示されました。使い方としては、観光地の案内表示や、スポーツ観戦中のデータ表示などを想定しているとのこと。2020年の東京オリンピック時のレンタルサービス開始を目指しているそうです。
たとえば、案内表示内のマーカーを撮影すると、各国語の案内が表示されるという感じですかね。なかなか便利そう。
また、翻訳機能も搭載されています。翻訳機能を立ち上げて日本語で話しかけると、自動的に設定した言語に翻訳。これだけならまあよくある翻訳機なわけですが、透明ディスプレイはもう一歩先を行っています。
透明ディスプレイ端末で自動翻訳かっけぇーーぇ! pic.twitter.com/u1MwVSjTB5
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2018年10月18日
透明ディスプレイは自分からも相手からも見えるというのがメリット。そこで、自分には日本語が、相手には別な言語が表示されるようにできるのです。
ということは、この透明ディスプレイを2人の間において会話をするだけで、リアルタイムで翻訳されたものを見られるというわけ。これはなかなかよさそう。
このディスプレイは、サイドから光を照射する仕組み。現在のプロトタイプではタッチパネルになっていますが、指紋が目立つため、もしかしたら製品版ではタッチパネルは非搭載にするかも、とのことでした。
なかなかおもしろそうなディスプレイ。小売店や飲食店の窓として使っても便利ですし、車のフロントウィンドウなどにも採用されれば、いろいろ表示できていいかも。
想像が膨らみますね。
Source: CEATEC JAPAN 2018